私が本土に住んでいたとき、私の地図には八丈島は存在していませんでした。運命とは不思議なもので、研究者時代に仕事として来て、今はこの島に住んでいます。
私のような人は例外で、ほとんどの人は、八丈島の海や山の美しさに魅せられ、何度も来島していますね。
今は、ご時世でだめですが、毎年のシーズン最盛期には、海ではスキューバダイビングやシュノーケリング、山では八丈富士、唐滝への登山を楽しまれるお客様で溢れています。
ただ、四六時中、海にいるわけでも山にいるわけでもありません。必ず空き時間ができますね。
今日は、「海と山のレクリエーションの合間に東京都八丈島の景色はいかがでしょうか?」と題してのお話です。
八丈島は小さくて複雑な地形の凝集体
八丈島は面積がわずか70 km2です。数字で書くとわかりにくいですが、観光で有名な県である沖縄県の1/30の大きさです。
八丈島、海底の火山の噴火から出来上がりました。三原山は10万年、八丈富士は1万年の歴史があります。
万年単位は、人の時間軸では長いですが、土地の時間軸ではとても短いです。
噴火をしては、海水で冷やされました。また、風雨や波による侵食も進みました。
はじめは、小笠原の西之島のように、ゴツゴツとした岩だらけの島となったわけです
岩だらけの土地にも関わらず、八丈島には、大雨の力で土もでき、生物が住み着きました。今では、日本中で見られるような様々な地形が、この狭い島にぎゅっと集まりました。
晴れの日の八丈島は見るべき景色がいっぱい
八丈島に住んでいますと、曇りや雨が普通になります。そのような天気は、お客様はがっかりされるかも知れません。
でも、晴れの日になりますと、
忘れられない景色ですね
とみなさま口を揃えて言います。
大坂橋展望台からは、吸い込まれるような谷とともに八丈小島と八丈富士が見られます。
名古の展望台からは、八丈ブルーの海、緑に包まれた汐間半島、そして、流れる雲を含んだ青空が見えます。
八丈富士の展望台に行けば、三原山は意外と平らだというのが分かると思います。
本土の観光地では、それぞれのポイントが離れていますので、見逃すと戻るのが大変です。しかし、一周わずか60 kmの八丈島では、巡るのも簡単ですが、万が一見逃しても、戻って見ることも容易です。
八丈島に隣接する八丈小島は、海の景色にアクセントを与えます
八丈島に来て、
いいなぁ・・・
と思うことがあります。八丈小島の存在です。
本来、島は海に浮かんでいるものです。海の景色は水平線で終わりです。
ところが、八丈島には八丈小島があります。この存在があることで、昼間でも夕方でも海上の景色に変化を与えます。
いかがでしたでしょうか?
私を含め、八丈島では、海、山のそれぞれのレクリエーションで夢中になっていますね。でも、休憩中、少し視線を遠くに向けますと、様々な姿を魅せてくれるのが八丈島です。
機会がありましたら、海、山、そして、八丈島の景色を楽しんでくださいね。
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