2025年10月中旬、台風22号、23号によって被災した東京都八丈島の身近な細道の倒木

生活

台風22号が八丈島に接近したのが2025年10月9日、台風23号が八丈島に接近したのが13日。

台風22号の被災からは1週間以上経ちました。見えるところから八丈島は復旧が始まっているようです。

しかし、ちょっとズレますと、今もフィールドには大きな災害の爪痕が見られます。


今日は、「2025年10月中旬、台風22号、23号によって被災した東京都八丈島の身近な細道の倒木」と題してのお話です。


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キジバトがお互いにコミュニケーションをとっていました

台風22号が通過後、9日の朝は、ダイサギのような大型の野鳥は姿を消しました。しかし、小型な野鳥は生き残っており、シチトウメジロ、ヒヨドリ、イソヒヨドリが見られました。

行動はおかしなことになっていました。自身がどのような場所に居るべきか分からなくなっていました。

八丈島では、キジバトはペアで見られることが多いです。ところが、珍しく群れを作っていたキジバトに遭遇しました。

ゆっくり車で近づきますと、キジバトはお互いかなりの近距離で過ごしていました。お互い顔を見て、話を聞き合い、今の状況を確認しているようでした。

被災後の私たちのコミュニケーションととても良く似たような行動をしていました。

今回の台風は、私たち人間だけでなく、野生に生きるキジバトにとっても大きなショックを与えたようです。

画素数の低いドライブレコーダーの静止画を拡大したもので、とても見づらい写真となってしまいましたが、道路のど真ん中に集まっているのがキジバトです。

ドライブレコーダーに記録された静止画の拡大写真
赤丸がコミュニケーションをとっているキジバトたち

植物から全ての葉を奪い取った強風

台風22号、23号の風速は30-50 m/s。時速になおしますと、100-180 km/hくらいになります。

電車や車などの乗り物でない限り、フィールドでこれほどの速度を体験することはなかなかありません。特に植物の個体自身ではこのような速度は出ないでしょう。

茎だけ残し全ての葉が無くなっていたことから、猛スピードの風が植物体全体に当たっていたことが分かります。

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身近な細道の倒木

道路の倒木は徐々に片付けられ始めています。車は通れるようになり始めました。

ところが、少し道を外れて細い道に入りますと、状況が一変します。道路を覆いかぶさるように倒木があります。

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場所によっては、大木が根本から引っこ抜かれて倒れています。

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試しに少し回って奥の様子を見ようとしましたが、倒木は重なるように起きており、危険ですので、これ以上前に進むことはできませんでした。

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場所を変えても同じような倒木は見られました。

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折れた幹を確認しますと、ねじれるように折れていました。

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今回の風の恐ろしさをさらにもう一つ。丸で囲ってある箇所は大木の幹が折れたところです。

ところが、この折れた大木周辺には幹の対になる根元の部分が見当たりませんでした。

何を意味しているかと言いますと、この大木は、幹が折れた後、一度空中に浮いてから落ちてきた可能性が高いということです。

それ以外にこの状態をどう説明すれば良いのでしょうか・・・?

これまでの台風でも倒木がありました。それでも道路を横切るのは小さな物が1つか2つ。

少し歩いただけで大木の倒木だらけということは、如何に今回の台風の勢力が強かったかが分かります。

身近な細道でこれです。さらに上の山側はどうなったのでしょうか・・・?

赤丸が幹が折れた箇所。周辺には対になる根本は見られなかった。

今日は、「2025年10月中旬、台風22号、23号によって被災した東京都八丈島の身近な細道の倒木」と題してのお話でした。

キジバトの行動や植物の全ての葉を奪い取る強風の跡から、今回の台風の勢力の強さを紹介しました。

また、身近な細道の多数の大木の倒木を紹介し、今回の台風の強風の恐ろしさを説明しました。

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