これまで私は、八丈島で9年間野鳥を観察し、写真を撮影してきました。
そして、昨年から本格的にトレイルカメラを運用し、1年間データを集めました。
分かったことは、私は八丈島の地形を全く知らず、野鳥のことも知らないということでした。
国土地理院の地図を開きますと、八丈島は三原山と八丈富山を持ち、等高線により入り組んだ地形であることが分かります。
そこでは、様々な植物が生息しており、川の少ない八丈島ですが、水もあります。
ただ、野鳥には種依存的な形態と生態があり、同じ地形でも利用がそれぞれ異なります。
でも、いくら既知の情報を集めても、

う~ん
何だこれ・・・?
自分の頭の中で八丈島の世界を描けないのです。
今日は「2026年4月、東京都八丈島で新しくトレイルカメラを仕掛けました」と題してのお話です。
FKPCAM HR13 WiFi Solar Trail Cameraを仕掛けました
私は複数のトレイルカメラを運用しています。最近は、FKPCAM社製のHR13 WiFi Solar Trail Cameraがお気に入りです。
陽の光が当たるところであれば、ソーラーパネルがありますので電源の心配はありません。元々IP67の防塵防水の保護規格ですので、外側をタッパで覆えば、八丈島の暴風雨にも耐えられます。
このような無敵なトレイルカメラですが、重要なのはどこに仕掛けるかです。

・・・・・

・・・・

・・・
思いつきませんでした(笑)。
「案ずるより産むが易し」です。兎にも角にも仕掛けてみました。


適当に仕掛けたトレイルカメラが撮影した野鳥たち
本当に先のことは分かりませんでした。しかし、仕掛けてみますと意外と写っていました。
ヒヨドリ
ヒヨドリは、私にとってトレイルカメラ運用上の基準の野鳥です。ヒヨドリが写るかどうかでこれから先のトレイルカメラの運用の継続か否かを決めています。
写っていましたので、トレイルカメラの設置をこのまま継続することにしました。

シジュウカラ
カラ類ですと、八丈島ではオーストンヤマガラが有名ですね。ですが、シジュウカラも生息しています。
私は本土の方のシジュウカラの生態は知っていますが、八丈島のは全く。

今後、新しいことが知ることができるかもしれませんね

ウグイス
トレイルカメラの設置場所周辺にはいないのですが、少し離れた所でウグイスのさえずりが聴こえています。

こんなとこには来ないか・・・
と思っていましたが、意外や意外、写っていました。

ウグイスがどう行動し、それらをトレイルカメラが捉えるのか楽しみです

イイジマムシクイ
声から判断しまして、この場所で一番多く聴く声がイイジマムシクイです。
イイジマムシクイはまだ渡ってきたばかりですが、さっそく繁殖を始めませんと、ホトトギスの托卵の危険性にさらされます。
私が岩手県に住んでいた時は、オナガやモズが仮親となり、カッコウの雛に餌を与えるシーンを毎年見ていました。
ここ八丈島では、私は一度もこのシーンを見ていません。

もしかしたら、八丈島ではホトトギスの托卵成功率はとても低い・・・?

色々考えさせられますね

アカコッコ
八丈島では、アカコッコは、朝夕のさえずりが認められ、山の中での通過がよく確認されます。

意外と冬は見やすい野鳥です
ただ、私にとっては、春・夏・秋はアカコッコが見づらく、未だに不得意な野鳥です。
ところが、トレイルカメラはけっこうな確立で撮影しています。

今回の運用で、アカコッコの生態が知られることを楽しみにしています

トラツグミ
八丈島では、トラツグミは夜に鳴く野鳥です。

ヒー

ホー
と鳴き交わしをしますので、オスメスで会話をしているように聴こえます。
トラツグミは八丈島で繁殖しています。
夜を好む野鳥ですので、昼間の観察は難しいですね。
ところが、トレイルカメラがトラツグミを写しました。

もしかしましたら、彼らの行動範囲にトレイルカメラの設置点が含まれているのかも知れません

ニホンイタチ
八丈島は噴火活動の末に完成された島です。海に浮かぶ火山島なんですよね。
ですので、空を飛べないニホンイタチは、本来はいるはずがなく、人為的にこの島に連れてこられました。
このイタチ、春の繁殖期になりますと、なわばり争いが激化します。
首のところが見えるでしょうか?齧られた跡があります。
なわばり争いの戦いの末、生き延びた個体であることが分かります。
実は、トレイルカメラはニホンイタチを良く撮影します。

いつかは、ニホンイタチをターゲットにして撮影したいですね

番外編、夜に活動する野鳥たち
先ほどまでの写真は全てカラーでした。これは昼間に撮影されたことを意味しています。
HR13 WiFi Solar Trail Cameraは、暗い所でも撮影が可能です。
カメラ本体に赤外線検出装置が付いており、白黒画像になりますが、記録ができます。
日が沈んだ夜にオスのアカコッコが2羽、タネコマドリが現れたのを記録していました。

トレイルカメラは自動で24時間八丈島の森を記録し、データを集めることから、視野が広がりますね


今日は「2026年4月、東京都八丈島で新しくトレイルカメラを仕掛けました」と題してのお話でした。
昨年、1年間トレイルカメラを運用し、野鳥のデータを集めてきました。今年からは新たな場所でもトレイルカメラを運用していきたいと思っています。
最初の段階ですが、撮影された野鳥や動物を紹介しました。

これからが楽しみですね
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