私の父は転勤族で小さい頃から引っ越しをしています。数が多すぎてよくわからなくなりましたが、20回以上引越しをしています。
日本中を転々としていると、本土の観光地も、当然、目に入ります。
今日は、「五箇山合掌造り集落 ー富山県にある世界遺産ー」ということで、いつもの八丈島ではなく、富山県のお話です
富山県は、私たちが思ったよりも面積の広い県です。東西は86 km、南北は76 km。
東側には立山連峰、北側は平地の水田地帯、富山湾と、きれいな水が豊富であることから、農林水産業が盛んです。食べ物も美味しいですね。
創薬地帯としても有名です。そして、あまり宣伝されていませんが、工業地帯でもあります。
見所もたくさんあります。今日は、その中で、五箇山合掌造り集落のお話をしたいと思います。
五箇山合掌造り集落は、1995年に世界遺産になりました。
え?
白川郷は?
よくご存知ですね
白川郷の方がよく耳にしますが、五箇山も同時に登録されました。場所はここです。
富山駅から約60 kmあり、岐阜県県境の近くです。高速を使うルートもありますが、私は下道で景色をゆっくり楽しみながら行きました。
少し離れていますが、雪のない期間はアクセスしやすいと思います。冬は、雪の中の幻想的なシーンが見られるのですが、雪道に運転に自信のない人は無理かと思います。
五箇山合掌造り集落は、山沿いの相倉合掌造り集落と川沿いの菅沼合掌造り集落で構成されています。相倉合掌造り集落の全体像はこんな感じです。
集落の上の方に見晴らしのいい場所があります。そこから撮影しました。
下に降りて、一つ一つ見てみましょう。近くで見るとどれもとても大きいです。
昔ながらの茅葺き屋根ですね。屋根の角度がとても急です。
この辺りは富山県でも雪の多い場所ですが、屋根の角度が急なおかげで、屋根に雪が積もりにくくなっています。
集落には水田がたくさんあります。この水田沿いに道が走り、家々が連なっています。
時期が合えば、合掌造りの家々とマッチして、とても美しい景観になるのでしょう。研究者時代に行ったので、限られた時間でしたが、人の活動と自然の関係がうまく融合した土地に見えました。
合掌造り集落=白川郷もありますが、五箇山の合掌造りもあります。ウイルス問題で気楽に行けないかもしれませんが、富山県にいらした際は、少々富山駅からはなれていますが、観光の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
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