八丈島は都心から南に290 kmの太平洋に浮かぶ小さな島です。メジャーな旅先の沖縄や北海道と比較しますと、マイナーな場所です。
都会に比較しますと田舎です。ただ、色々不便なところをひっくるめてアニメやマンガに出てくる田舎そのものです。
右を見ても左を見ても都会とは全くの別世界ですので、ご自身の日常と大きく異なる田舎世界を体験したい人には妙に刺さっているみたいです(笑)。
私は八丈島に住んでいます。私はあまり都心には行きませんので、機窓から見られる、羽田空港に近づくまでの景色の変化、羽田空港から八丈島に戻る時の美しい景色に毎回新鮮に驚かされています。
都会に住まわれている方は、羽田空港から八丈島空港までの景色の変化に置き換えて読まれると、今日のブログは追体験ができると思います。
今日は、「2026年8月26日~27日、八丈島空港‐羽田空港間のANAの機窓からの眺め」と題してのお話です。
青、蒼、碧の夏の八丈島からの離陸
八丈島は雨が多い島です。年間3,000 mmの降水量です。
ただ、夏はその雨がお休みの日が多く、八丈島の観光シーズンが夏と言われるのも理解できます。
八丈島空港からANAの飛行機が離陸しました。今回は八丈島の南西方向から飛行機が飛び出しています。
上昇する機窓からの眺めです。典型的な夏の八丈島の景色が見られました。
半島、溶岩により形成された海岸線、そして、広く広がる太平洋。青、蒼、碧の3種類の色が同時に楽しめる世界です。

機窓からは伊豆七島も肉眼で見られます
八丈島空港‐羽田空港間は、ANAの飛行機で1時間くらいです。山手線を一周ぐるっと回っている時間で着いてしまいます。
ANAの飛行機に乗っている時間は1時間ですが、上空の時間は30~40分くらいととても短いです。

上昇したかと思えばすぐに着陸です(笑)
この時間、機窓から見下ろしますと、御蔵島と三宅島が順に見られます。
両島とも海に囲まれていますので、湿度の高い空気が島に当たります。そうしますと、山頂に空気が移動するにしたがって、水に変化し雲が発生します。
ジオラマを見ているような視点で雲の発生現象を生で見ることができます。


都心の空の様子に驚き
八丈島は海に囲まれていますので湿度が高いです。また、雨もよく降ります。
その代わりですが、その空気と雨によって八丈島は常に洗浄されています。
自然によってきれいにされた世界も魅力の1つです。
これに慣れた人からの視点です。
先ほども書きましたように、八丈島空港‐羽田空港間の飛行時間はとても短いです。あっという間に羽田空港付近まで来ました。
そこで驚いたのが空の様子の変化です。
八丈島の青い空から急激に変化し、眼下には薄茶が混じった灰色の世界が広がりました。
地上にいますと気が付きませんが、上空から見ますと、都心の空気はかなり汚れているということがよく分かります。
東京都に限りますと、地域GDPは125兆円で日本のGDPの21%も締めます。日本の経済活動を支えていますから、これは仕方のないことですね。

近未来的な羽田空港の様子
羽田空港は都心の方々からしますと普通でしょう。でも、田舎の八丈島に住む私には激レアです(笑)。
羽田空港の造形は素晴らしく、私には単なる建造物というよりも安全性を兼ね備えた芸術作品に見えます。
例えば、第2ターミナルのエスカレーターとエレベーターが集まる吹き抜けは、大小異なる曲線と奥行きで、近未来感を醸し出しています。
研究者時代、留学中や学会発表で海外の空港を体験してきました。多くの空港の構内はシンプルな作りでした。
もちろん、空港は安全でかつ旅行者が行き先を間違えないようにシンプルにするのは当然かもしれませんが、建造物の美しさを楽しまさせてもらうのは羽田空港ならではのものと思います。

羽田空港から八丈島空港への空路の様子
都心に住む方々ですと、こちらの機窓からの眺めの方が興味があるかも知れませんね。
現在、羽田空港‐八丈島空港間は1日にANAの3つの便が飛んでいます。八丈島に着いてから1日楽しめますので、1便が人気です。
場合によっては満席で予約も取れないかも知れませんね。ただ、他の便にも魅力はあります。
八丈島に住む私はと言いますと、予約は必ず3便です。都心でできるだけ時間を過ごすための最終便だからではありません。
羽田空港‐八丈島空港間では、機窓の眺めが3便が一番だからです
3便は羽田空港を15:50に出発し、八丈島空港に16:40に到着します。そう、夕方に飛ぶ飛行機です。

夕方のオレンジ色の斜光が良い演出をしてくれます
今は夏ですので、太平洋上には入道雲が並びます。入道雲の形状と雨が降る様子の全体像が見られます。
この気象現象を俯瞰して見られるだけでなく、夕方のオレンジ色の斜光が、昼間の青空と雲の隙間に差し込みます。
自然の科学と芸術の両方を楽しむ感じです。しかも、この3便、毎回違う世界を見せてくれます。

ですので、私は3便一択なのです

また、八丈島に近づきますと、面白い現象が間近で見られます。
先ほど書きましたように、八丈島は雨の多い島です。この雨、どこから来るのでしょうか?
飛行機から風で流される雨雲の様子が観察できます。
都心で地上にいますと、雨はポツポツと始まりシームレスに強くなっていくという感じですね。
一方、八丈島では海洋性の温暖湿潤気候のため急に強く雨が降ります。その雨が降る現象、飛行機からはハッキリと見えます。
雨の境が、直線ではなく、うねった曲線になっているのが見えるでしょうか?
こんな感じで、八丈島空港から羽田空港、羽田空港から八丈島空港の機窓からの眺めはとても楽しめます。

今日は、「2026年8月26日~27日、八丈島空港‐羽田空港間のANAの機窓からの眺め」と題してのお話でした。
青、蒼、蒼の世界の八丈島からの眺め、八丈島空港‐羽田空港の空路から見えるジオラマのような御蔵島と三宅島、都心の空気の色、羽田空港の様子、羽田空港‐八丈島空港の3便の空路から見える入道雲と晴れと雨の境の景色を紹介しました。
八丈島は、田舎で不便な場所かも知れませんが、このノスタルジーな世界を目的に来島されるお客様もいらっしゃいます。
今の時代、人の好みも色々ですね。

都会でのお仕事に疲れましたら、羽田空港から1時間ですので、ぜひ、綺麗な空気の八丈島を楽しんでくださいね
