あと3日で6月も終わりです。そして、2025年は折り返し地点となります。

時間が流れるのはとても早いですね
今年は野鳥の観察から始まり、データの収集、撮影方法の改善と今までになく、自身は成長しています。代わりに植物関連は一期一会の場合が多いです。

体がもう一つあったら、一人は植物散策をずっとさせているんですけれどもね(笑)
そんな植物関連でも、2025年6月末、新鮮な出会いはあります。昨日の続きです。
今日は、「2025年6月下旬、東京都八丈島で見られた身近な植物 ~その2~」と題してのお話です。
ヤブジラミ
2025年は野鳥観察に力を入れています。植物の撮影には1枚1時間かかりますので、どうしてもスマホでの撮影になってしまいます。

記録をとることも大切です
最近は身体の老化防止のため、散歩をすることが多くなりました。そうしますと、足元にたくさんの小さな白い花をもつ植物とよく出会います。

ヤブジラミといいます
最近は花をつける植物が少ないので、昆虫には大人気です。

アシタバ
本土の気象条件はアシタバにはマッチしていません。ですのでアシタバはレアな植物になっています。
ところが、ここ八丈島の気象条件は気温、湿度ともアシタバにはバッチリです。

野外ではアシタバが雑草のように生えています(笑)
そのような環境のアシタバは、畑で育った農産物のアシタバとは明確に違います。
どう育つかといいますと、まず茎や葉の付け根にアブラムシが集まります。そして、その甘露を求めるのでアリもたくさん集まります。
アシタバは、アブラムシとアリの生活を背負っているわけではありません。どんどんしおれていきます。
美味しそうな新芽は見つけたらすぐに採らないと、それらはアブラムシとアリのものになってしまいます。

シチトウエビヅル
八丈島では、代表的なブドウ科の植物は2種。シチトウエビヅルとテリハノブドウです。

恥ずかしながら、見分け方を知りませんでした(悲)
今年に入って状況が変わりました。私が通っているフィールドにシチトウエビヅルとテリハノブドウの両方が隣同士にあったのです。
シチトウエビヅルは葉の切れ込みが弱く、葉全体に毛が生えています。そのため、少し野暮ったい見た目となります。
特に葉の裏側は毛が多く、葉の表側と比べて白っぽく見えます。


テリハノブドウ
葉が白いのがシチトウエビヅルならば、緑色はテリハノブドウです。

まあ、これはかなり大雑把ですね(笑)
慣れてくれば分かるのですが、実物の葉を見ますと、照葉(テリハ)と言い切っていいのか難しかったりします。
区別の方法として、「葉の切れ込みが深い」というのがありますが、初心者には不安でしょう。
私がやった限りでは、「葉の写真を撮ること」が一番分かり易いと思いました。
テリハノブドウの葉をスマホで撮影しますと、シチトウエビヅルと比べて、なぜか明確に照葉(テリハ)に見えます。

騙されたと思ってやってみてください(笑)
本当に違いがはっきり見えます
肉眼では不安なのに撮影すると区別が出来るなんて不思議に思えました。


シマヤマブキショウマ
花のピークは過ぎています。元々クリーム色の綺麗な花ですが、その時期は短く、花はたくさんの昆虫の栄養になってしまいました。
6月、この花を撮影するのは本当に気を使います。毎年、「時間」が一瞬と実感させられています。

ハチジョウショウマ
シマヤマブキショウマを探していると、シマヤマブキショウマに似ているのになぜか赤色が混じっている植物と出会います。
この植物、シマヤマブキショウマが衰退するのと交代で花を急激に咲かせます。

ハチジョウショウマといいます
シマヤマブキショウマに比べてハチジョウショウマの方は生息範囲が広いように思えます。

今日は、「2025年6月下旬、東京都八丈島で見られた身近な植物 ~その2~」と題してのお話でした。
昨日の続きです。ヤブジラミ、アシタバ、シチトウエビヅル、テリハノブドウ、シマヤマブキショウマ、ハチジョウショウマを紹介しました。
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