2024年6月10日、八丈島は1日中雨でした。海は荒れており、東海汽船の定期便は欠航しました。
霧が濃く視界もあまり良くなかったですが、ANAは全便就航しました。
パイロットさんたちは、すごいですね
さて、八丈島は天気がいいときは確かに美しいです。晴れの日ですと、空は青く、波はきらめき混じりの青い海、陸は緑色で本当に日本の楽園です。
ところが、雨の日も有ります
今日はそれほど雨が降らないような予報でしたが、けっきょく1日中雨となりました。
今日は、「雨の日の八丈島のフィールドにおいて、危険と危険でないの線引は難しいです」と題してのお話です。
雨の日の八丈島のフィールドの様子
八丈島の天気は読みにくいです。今日は雨は大したことなさそうでしたが、ときおり強い雨が降りました。
以前、沢登りをする知り合いのガイドさんから説明を受けました。
八丈島は溶岩出てきている急斜面の火山島で、雨が降ると水が短時間に沢に集まるため、沢の水かさが急激に上昇するそうです。
ですので、八丈島全体に雨が降りますと、あっという間に谷に水が集まり、海へ流れ出ます。
写真では大きさが小さくなりますので人に伝えるのはとても難しいですが、写真右側に白い線が見えているのが沢から海へ流れ出た水です。
土砂崩れの危険性
本土に住んでいたとき、小さいころの私の生活圏では土砂崩れはありませんでした。私にとって土砂崩れはテレビの世界のものでした。
それから研究者になって、いろいろな土地に調査に行ったとき、土砂崩れ現場を見ました。山1つ無くなったような大きなものもありました。
八丈島は小さな島です。そのため、急斜面の地形が多いです。
雨が降りますと、島の表面を水が流れたり、場合によっては斜面から水が出たりします。
土砂崩れには、兆候がある場合とない場合があります。以前、こん沢林道で法面が落ちました。
私も通過するときはかならずチェックをしていたのですが、ことのきは土砂崩れの兆候はまったくありませんでした。
一度落ちますと追加で崩れてくる可能性もありますので、この場所は怖くてしばらく行くのをやめました。
現在は、この場所は大丈夫になっています
フィールドで怖いと思ったら離れることにしています
私はガイド8年目です。でも、知り合いのガイドさんたちと比べますとキャリアはまだまだです。
体力もぜんぜん足りないですね
自分は大きく変化はできません。ですので、今自分ができることは
雨の日の八丈島のフィールドにおいて、危険と危険でないの線引は難しいですが、少しでも怖いと思ったらその場所を離れる
をしています。
これが正解かどうかは分かりませんが、少しでも安全性の向上に繋がればと思っています。
今日は、「雨の日の八丈島のフィールドにおいて、危険と危険でないの線引は難しいです」と題してのお話です。
今日の八丈島は1日雨でした。晴れの日は美しいのですが、雨の日は危険性があります。
特に沢は危険ですね
雨の日の沢の危険性については、沢登りをする知り合いのガイドさんのお話を紹介させていただきました。
また、雨の日、八丈島では意外と土砂崩れが起きます。今自分ができることとして、「少しでも怖いと思ったらその場を離れる」を紹介しました。
雨の日の八丈島を安全に楽しむのが一番大切ですね