今回も昔のカメラですので写真が残っていません。お話だけになります。
使うカメラをOlympusからCanonへ変更
Olympusはマクロが強かったのですが、超望遠レンズはNikonやCanonに劣っていました。私の被写体は野鳥ですので、いつかメーカーを換えなければと考えていました。
当時、ピントはマニュアルです。ピントは自分で合わせます。
そのときに重要なのがピントリングの回転方向です。OlympusとCanonは同じ、Nikonは逆でした。
あと、好きだった野鳥写真家の嶋田忠先生が当時使っていたメーカーで、レンズの描写が好きだったことから、メーカーをOlympusからCanonに換えました。
以後、私はずっとCanonを使っています。
T90の購入
当時、まとまったお金が入りました。
全財産を叩いて、CanonのT90とNew FD500mm F4.5Lを中古で買いました。本当はNew F-1が欲しかったのですが、中古でも高すぎて手が届きませんでした。
でも、当時、T90はプロも使っており、プロの動物写真家を目指していた私にとっては、ようやくスタートラインに立ったと心の中で思いました。
T90の性能
T90は、EOSのテスト機ではないかと囁かれており、流線型の形だけでなく、AF以外のありとあらゆるオート露出機能を積んでいました。さらに、モータードライブ内蔵で4.5コマ/秒の速度の連写ができました。
今の方ですと、連写のコマ数が少ないと思うかも知れませんが、当時のプロ仕様のNikonのF3、CanonのNew F-1も5コマ/秒の連写でしたので、T90はプロ機のサブ機としての扱いでした。
CanonはT90をタンクと愛称にしていましたが、あまり広まっていなかったような気がします。
T90は、単三電池わずか4本で動き、すべてのオート露出、4.5コマ/秒の連写が可能でしたから、使用電力がいかに少ないカメラだったかがわかりますね。
このT90を愛機として野鳥写真を撮りまくりました。
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