2021-2022年の冬、本土は寒波、大雪でした。ここ八丈島も、三原山と八丈富士の山頂は白くなっていましたね。
路面の凍結の可能性がありましたので、山の上の方には行きませんでした。
自然ガイドをしていて、様々な方々にご迷惑をかけてはいけませんからね
今月は環境調査のデータがとても少ないです。
そうこうしていますと、山頂の白い部分がなくなってきました。環境調査が滞っていますが、三原山へ行けるかどうかを調べるチャンスです。
今日は、「2022年1月下旬、東京都八丈島の三原林道へ行ってきました」と題してのお話です。
初めに恒例の注意喚起です
三原林道沿いの草が刈られ、きれいになっていました
八丈島は自然が豊かすぎます。2021-2022年は、台風16号の直撃にあい、未だに通行止めの林道もあるほどです。
以前、三原林道へ行ったときは、落枝や枯れ葉がたくさんありました。
今回は、手入れが入っており、とてもきれいでした。
湿度の高い八丈島では林道にもコケが生えます
私が本土に住んでいたとき、林道は砂利が敷かれた道でした。
自動車を持っていなかったころは、オフロードバイクで走っていましたね
八丈島の林道は様々です。私道は林道ではありませんが、土のままですし、本土と同じ様に砂利を敷かれた林道もあります。
三原林道は、道路の状態は悪いものの、一応舗装されています。
場所によっては、緑色の道路の場所もあります。
きれいですね
これ、コケが道路にびっしりと生えているんですよ
それでも林道は危険な場所
冒頭の注意喚起でもあるように、林道は作業道です。そもそも、普通の人が通る道ではありません。
レンタカーで行きますと、事故に合う可能性が高いので、下記のガイドさんと一緒に行った方がいいと思います。
台風16号のときのように大雨が降りますと、八丈島では土砂崩れが起きます。前兆が見られる場所と見られない場所があります。
三原林道を運転していましたら、土砂崩れが起き、きれいにされていた場所がありました。
私は、この場所で土砂崩れが起きることは予想できませんでした。島民でも、無茶はしてはいけないという教訓として通りました。
冬の三原林道で見られる植物
シマテンナンショウ
冬ですので、あまり見栄えのいいものは無いですね。でも、12月から咲き始めるシマテンナンショウが見られました。
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シマテンナンショウの仏炎苞は、コブラの頭みたいで少し不気味ですね。でも、この時期にしか見られない植物ですので、私は毎年楽しみにしています。
トゲナシサルトリイバラ
三原林道を歩いていますと、木の上の方に赤い実が目に付きます。よ〜く見ますと、ツル性の植物です。
これはトゲナシサルトリイバラです
サンキライという名でもよばれていますね。茶色ばかりの三原林道に、鮮やかな赤を彩っています。
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アオキ
アオキの実も今の時期から赤みが増します。さきほどのトゲナシサルトリイバラと比較して、楕円形の実です。
実は青い部分もありますが、これからどんどんと赤い実の数が増えていきます。
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三原林道は、すれ違いが難しい場所は箇所はたくさんあります。レンタカーで三原林道の通行は危険です。
でも、私の環境調査には大丈夫そうな状態でした。今月はあと数回しかチャンスがありませんが、今日(2022年1月25日)のような比較的いい天気が続いてもらいたいですね。
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