みなさん、学者といいますと何でも知っているように思いますね。

私の場合は、勉強ができませんでしたので、自身の研究分野の発見に偏った研究者でした
専門からずれると、からっきしダメです(笑)
それでも、八丈島に来てからは、野鳥の生態や植物の名前を知るようになってきました。

でも、専門ではないので、勉強中です
そんなとき、生態学分野の先生と八丈島を回る機会がありました。
今日は、「2021年2月19日、生態学分野の先生と東京都八丈島の三原山を回りました」と題してのお話です。
私たちにとって当たり前の八丈島の自然環境は、本土ではとても珍しいそうです
先生を連れて、ヘゴの森へ行きました。私はいつも通りに解説をしました。

先生は、たくさんの木生シダのヘゴの群生に驚かれていました。

何で驚かれているのですか?
と尋ねると、

本土ではレアだよ
とこたえられました。
私は、八丈島に来てから植物に興味を持ち始めました。ですので、基準が八丈島の生き物となってしまいました。
でも、この基準自体がズレていたと再認識しました。
先生の鞄の中は調査の道具が入っていました
私がフィールドに出るときは、小さなノート、ボールペン、スマホ、Victorinoxのナイフを常に持ちます。先生は、それに加え、カメラ、小さなシール付きのビニール袋を持っていました。

私は、フィールドのデータを取るときは、できるだけ身軽が好きですので、こんな感じです。先生は、より記録性を高めるためにカメラを持ち、イタチが何を食べているかを知るためにフンを回収するためや、植物標本を回収するために、シール付きのビニール袋を持っていました。
持ち物は、本当にちょっとした差ですね。でも、記録をより正確に取るためには、先生の方法の方が適しています。

こういうところが、専門家とそうでない人との差となってきます
三原山の環境も見学してきました
私は、普段は単独行動の人です。今回、初めて、他の人と一緒に三原山の頂上へ登りました。

知っている人は知っていますが、写真の手前は舗装されています。三原山は、直前まで舗装道路を歩いてここまで来ます。
写真では見づらいですが、今日は青ヶ島が見えました。

先生のカメラもおそらく青ヶ島を捉えたことでしょう。
景色が壮大でしたので、iPhone 8でパノラマ撮影をしました。

三原山では、頂上付近の植物の大きさがとても小さいです。先生は、その原因は強風による効果として解説していただきました。
私は、八丈島で自然ガイドをしています。でも、植物の名前は知らないものがまだまだあります。
実をいいますと、知らないものは目を背けています。この姿は正しくないですね。
先生レベルになるためには、まだまだ時間はかかりますが、少しずつ成長の階段を登っていきたいと思います。
このブログを始めてから、1年と23日、休まず毎日更新を続けてきました。でも、仕事の関係で昨日は更新できず、ついにこの記録も途切れてしまいました。
どんなときも頑張ってきましたが、こういうこともあります。また、今日から新たな記録を積み重ねたいと思います。