私は、普段、それとなく計画を立てて八丈島を回っています。例えば、今ですと、ツグミ、ムナグロ、タヒバリなどを探しています。
でも、このように縛りを入れますと、新たな出会いがなくなります。
この縛りを解いたらどうなるでしょうか?
今日は、「東京都八丈島を無目的でぼ~っと回り、様々な野鳥と出会ってきました」と題してのお話です。
ヒヨドリの群れはフウトウカズラの実を食べます
今の時期、フウトウカズラはオレンジ色の実をつけます。とてもきれいですね。
カメラを持って、なんとなく歩いていましたら、目の前のフウトウカズラからたくさんの羽音が聴こえました。
猛禽でもいるのか?
と思っていましたら、ヒヨドリが、次々とフウトウカズラの実を採るために、ダイブしていました。
写真の画角外もヒヨドリだらけでした
マヒワはオオバヤシャブシの実を食べていました
山沿いの道を歩きますと、ビュイーンと鳴きながら小さな小鳥の群れが現れました。マヒワです。
今の時期、マヒワは、他の冬鳥と同様に、木の実や穀物の種を食べます。八丈島では、オオバヤシャブシの実を食べていました。
八丈島では、私は、マヒワといい出会いが、あまりできていません。今日は偶然に感謝です。
八丈島ではシチトウメジロとよく出会います
冬になりますと、シチトウメジロの食物は花や蕾になります。ヤブツバキ、キダチアロエ、サクラの花にも来ますね。
ただ、実際にすぐ側でシチトウメジロが見られるかといいますと、ケース・バイ・ケースだったりします。
「見るぞ」と気合を入れていますと、ピューッとどこかへ行ってしまいますし、準備していないときに、肉眼の距離で様々な仕草を見せてくれます。
今日は、無目的で、ブラブラと歩いていました。そうしますと、すぐ側で鈴のような声がたくさん聴こえてきました。
シチトウメジロの群れです
射程距離に入った、写真を撮りやすい個体を見つけて撮影しました。
私のすぐ側にいたのですが、気にせず、トベラの花を食べていました
海沿いに飛ぶ魚が大好きなミサゴ
猛禽は肉食です。私は、八丈島で、猛禽に襲われたと思われるマガン、チュウサギ、オオバンの死骸を見たことがあります。
でも、猛禽の中で唯一、魚を専門に食べる鳥がいます。ミサゴです。
今日は、
ザトウクジラがいないかなぁ・・・
とぼ〜っと眺めていましたら、遠くから猛禽が近づいてきました。
そういえば、
私のいる場所・時間は、ミサゴが通過する確率が高かったっけ・・・
と思って、近くを通過したミサゴを撮影しました。
今日は、無目的で八丈島を回りました。気合を入れていませんでしたが、すばらしい出会いの連続でした。
いつもは
このあと、600 mmの大砲を使えないか?
と第1選択肢の400 mmのあとを考えていますが、そんなことは必要ないですね。今日は気楽さの大切さを知りました。
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