昨日(2025年3月17日)は波浪警報が発令のため、中之郷(藍ヶ江)漁港の車両通行止めとなりました。

海は荒れていましたね
ですが、それから海はだんだんと穏やかとなり、今朝の東海汽船は就航となりました。

ところが、明日(2025年3月19日)着の東海汽船は欠航です。
八丈島周辺の自然は常に変化があり、予測は難しく、人の思い通りにはなりません。
八丈島では、このような世界を案内するガイドさんの集まりがあります。昨晩、参加してきました。
今日は、「2025年3月17日、八丈島エコツアーガイド協会の総会に参加してきました」と題してのお話です。
風化しないよう何度も話題になる八丈富士の事故
八丈富士は八丈島で一番有名な山です。雑誌でも、ネットでも、YouTubeでも、テレビでもよく出てくる山です。
上記の媒体では綺麗なところの切り取りのみ紹介されています。ところが、この山を登るときには登山届が推奨される山であることはほとんど紹介されていません。

なぜかといいますと、標高が854 mと低く、安全に簡単に登れる山と勘違いされているからです

実際には遭難事故が起きている山なんですよ

噴火口の中は似たような植生のために毎年道迷いが起きる場所、地盤が溶岩のために骨折の危険性があり、しかも国立公園の特別保護地区だったりします。

お鉢巡りのコースは人一人分の幅しかない場所もあり、すれ違うと地盤が悪い場所は崩落するため滑落します。

お鉢巡りはどちら回りになっているか分かりますか?

う~ん

そんなの決まっているの?

時計回りです
そうすることですれ違いを防いでいます

へぇ~
そして、必ず出てくる八丈富士の滑落事故。この事故は近年ではとても大きなものでしたので、ガイドさんの間でも風化しないように確認しています。

唐滝の登山道の状態の確認
多くのガイドさんたちは、お客様を連れて唐滝を案内します。
私が八丈島に来てから8年。その間には大雨があったり、登山道が崩落して通行止めになったこともありました。
本土に住んでいますと、道路はアスファルト製、建物はコンクリート製で普遍です。これが当たり前です。
八丈島では常に大雨が降り、その水が抜けると地表の構造に隙間が生じます。これを延々と繰り返しますと、隙間は亀裂となり最後は巨大な崩落が発生します。
この崩落、八丈島ではいたるところで発生します。そのうちの一つが唐滝の登山道の崩落です。
登山道は崩落のたびに修繕をしていますが、完璧なものはありません。登山道は常に変化するもの、危険を感じたら安全対策としての情報共有を確認しました。
その他、新人さんとの顔合わせ、準備中のプロジェクトの情報共有などが行われました。

やることをやりましたら、情報共有と言う名の飲み会です(笑)

今日は、「2025年3月17日、八丈島エコツアーガイド協会の総会に参加してきました」と題してのお話でした。
八丈富士は、噴火口の道迷いの危険性、特別保護地区であることの確認、登山届、進行方向の確認、唐滝の登山道についての情報共有の確認をしました。
新人さんとの顔合わせ、準備中のプロジェクトの情報共有、あと飲み会(笑)を行いました。

お客様を安全にご案内できるといいですね
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