多くの方々はすでに結果はご存知のとおり、現職の山下ともなり氏が再選されました。おめでとうございます。今回の選挙では、沖山恵子氏、山下ともなり氏、山下そう氏の3名がそれぞれの想いを持ち、立候補されました。
私自身は、町政にはほとんど関与していませんが、提案された「政策」が実現可能にするための過程をずっと見続けてきました。おそらく、八丈島に住んでいる人の中では、かなり近い場所で見させてもらったのではないかと思います。
そんなわけで、今回の町長選挙は、私にとっても、とても貴重な経験でした。
今日は、「2023年9月17日、東京都八丈町の町長選挙の開票を見てきました」と題してのお話です。
開票作業は町民も見学できる
どの自治体でも同じだと思いますが、実は、選挙の開票作業は見ることができます。2023年9月17日の八丈町長選挙の場合は、20:00に投票が締め切られたあと、20:45までに開票会場の八丈町役場へ行けば見られました。
電気が消された暗い町役場内に入りますと、行き先がわかりません。町役場の方が親切に対応され、開票会場の大会議室の場所を教えていただきました。
撮影や携帯による会話の制限
見学できる場所は2つ。開票会場の大会議室と開票結果が張り出される控室です。
いずれも、撮影や携帯による通話はしてはいけませんでした(控室で張り出された結果のみ撮影可)。特に開票会場の大会議室は携帯の電源もOFFにしなければいけません。また、当たり前ですが、大声による会話もしてはいけません。
控室は20脚くらいの椅子が綺麗にならべており、開票結果のスペースが壁にありました。また、壁には大きく太字で待合室での注意点の張り紙がされていました。
開票会場の大会議室に入る
20:45から開票会場の大会議室が開かれます。入り口正面に鉛筆と紙が用意してありました。氏名と住所を記入して入ります。
すでに、開票に関わる選挙管理委員会の方々、警察、3人の選挙立会人、開票作業される20人くらいの町役場職員の方々が準備されていました。このときには、黒いクロスに覆われた机の中央に投票箱が置いてありました。
黒いクロスは、票が白なので、見やすくするためだと思います。
開票作業
開票直前にNTTの時報音が聞こえるようになり、21:00を確認してから、開票作業開始の宣言がされました。
次に閉じられた封筒が次々開けられ、その中に入っている投票箱の鍵が出されました。各投票所から運ばれた投票箱が次々と開けられ、黒いクロスの上に票が広げられました。
紙なので投票箱に着いて残る場合もあります。投票箱は蓋を開けられた状態で、開票に関わる関係者の方々に目視で票が残っていないことを提示して、投票箱の回収場所に次々に保管されていきます。
ここからは、常時9-12人の町役場職員の方々が黒いクロスの机の上に集まっていました。今回の投票総数は約3,700。10人で票を確認しますと、1人370票ほどを見ることになります。
1人が見る票数を少なくすることで、ミスを減らす仕組みのようです。候補者は3名いますので、3つに票を分けていきます。
ある程度票がまとまりましたら、票の集計機に入れていきます。集計後の票はそれぞれの選挙立会人、選挙管理委員会の方々の順で確認します。以後、これの繰り返しです。
有効票は立候補者の名前が正しく記入されているものです。中には名前の間違えや破損した票もありました。無記名の票は50近くありました。
次の町長に対して、有権者はそれぞれの意見があり、その表現の一つと思いました。一票を得るというのは、この目で見ますと、とても大変なことだと実感しました。
開票結果
これは、みなさんがすでにご存知のとおりですね。山下ともなり氏が再選されました。
開票会場では、開票作業をしている大会議室は撮影禁止でした。控室に結果(結果のみ撮影可。)が張り出されました。
今日は、「2023年9月17日、東京都八丈町の町長選挙の開票を見てきました」と題してのお話でした。
開票作業は、選挙管理委員会、選挙立会人、町役場の職員、警察の方々が協力して、厳かに進められました。おつかれさまでした。
今回の選挙では、沖山恵子氏、山下ともなり氏、山下そう氏の3名がそれぞれの想いを持ち、立候補されました。
そして、開票の結果、現職の山下ともなり氏が再選されました。おめでとうございます。落選された方々も、準備期間を含めた長い選挙期間、おつかれさまでした。
これから4年間、山下ともなり町長の政策のもと、八丈島の進む道はかじを切られることになります。
今回は、開票作業を見学して、貴重な経験をしました