YouTubeのショートを見ていましたら、衝撃的な1シーンが流れました。
舞台は学校の教室の中。一人の少女が対象の少女に継続的に(?)嫌がらせをしていました。それに対して、報復としていきなりその少女の顔面を握りこぶしで殴る・・・。
学校内のいじめと報復。随分と過激に描写をしていました。
インパクトはとても強く、私はすぐに調べました。タイトルはすぐに見つかりました。
「夏へのトンネル、さよならの出口」という作品でした。
今日は、「八目迷先生の「夏へのトンネル、さよならの出口」を読みました」と題してのお話です。
複数の媒体の「夏へのトンネル、さよならの出口」
「夏へのトンネル、さよならの出口」の著者は八目迷先生。原作の小説は2019年出版、アニメの映画は2022年に上映。いずれも賞を受賞した有名作品でした。
また、漫画版もあります。
私のとの出会いは、このブログの冒頭でも書きましたように、教室の中の過激なシーンがきっかけでした。この物語を見る方法として、複数ありましたが、私は小説版の方を選択しました。
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「夏へのトンネル、さよならの出口」のあらすじ
有名な作品ですので、すでに小説版や漫画版を読んだり、アニメ映画を視聴されている方もいらっしゃるかも知れませんね。色々な要素を含んだ面白い作品で初見の方にも楽しんでいただきたいので、今回はネタバレ無しで。
舞台は香崎。
環境描写として、海崖が見られる海岸、海の近くの森にはヒグマが出没となっていたことから、森と近接するリアス式海岸のある東北(?)と思いましたが、大きな水族館が登場したことからのとじま水族館のある北陸(?)とも思いました。
アニメ映画では八景島シーパラダイスがある神奈川県でしたね。
つまり複数の取材場所が組み合わさっていますので、香崎は架空の田舎の土地のようです。
登場人物は、主人公の高校2年生の塔野カオルを始め、その両親、妹の塔野カレン、転校生の花城あんず、あんずをいじめる川崎小春。
そして、一度入ると自身が望む物を提供してくれる代わりに、時間の歪を生じさせる(1秒間入ると外では40分時間が進む)本作の舞台装置、ウラシマトンネル。
小説は、登場人物のそれぞれの立場を文字で描写することにより固定していますので、一定の関係、一定の時間が流れます。しかし、「夏へのトンネル、さよならの出口」では、ウラシマトンネルが加わることで時間の流れが変わります。
登場人物一人ひとりの時間が変わるだけでなく、接する人に対しても色々と考えさせられる事件が綴られます。
子どもだから、大人だから、同世代だから、友人だから、恋人だから・・・ 、これらのやりとりの描写が見事で、「そうくるか」という見事なラストと登場人物の成長、そしてラスト以降の登場人物の未来の想像を掻き立てられます。
「夏へのトンネル、さよならの出口」はラノベに分類されるそうで、内容から確かに若い世代におすすめされる小説でしたね。

でも、大人が読んでも楽しかったですよ

今日は、「八目迷先生の「夏へのトンネル、さよならの出口」を読みました」と題してのお話でした。
「夏へのトンネル、さよならの出口」の複数の発表媒体、内容が面白かったのでネタバレ無しの簡単なあらすじ紹介をしました。
最近は歩けないので読書ばかりです。ラノベも面白いですね。
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