これまで、トレイルカメラで野鳥の行動を追ってきました。もちろん、私の知らないシーンをどんどん撮影しています。
しかし、この方法では私の経験というか意思が設置場所に含まれています。科学的というよりは偏見が入っていますね。
また、一定期間、トレイルカメラが野鳥を捉えていないとき、写真という結果しか分かりませんので、謎が謎を呼びます。
う~ん
どうしようかなぁ・・・?
今日は、「2024年、野鳥の行動を調べる私の新しい道具」と題してのお話です。
QGIS
QGISは、以前、私のブログに少し登場しました。このオープンソースソフトウェアは地理空間情報の閲覧、編集、分析機能が出来ます。
色々な用途が考えられますが、日本ですと、林業の作業の効率化に使うのが有名でしょうか?
出発前にパソコン上でQGISで計画を可視化し、それを携帯やタブレットのようなモバイルデバイスに入れて、現地で場所を確認したり、記録を取ったりします。そして、帰ってきてから集めたデータをパソコンのQGISに取り込み仕事の評価をします。
QField
QGISがパソコン用のソフトウェアならば、QFieldは携帯やタブレットなどのモバイルデバイス用のアプリです。
携帯は、小型端末ですので、さすがにパソコンと同等のことは出来ませんが、QFieldをインストールすることでフィールドでデータ収集がはかどります。
そして、収集したデータは、パソコン上のQGISにダウンロードし、そのあとの解析も出来ます。
QGISとQFieldの使い方は「習うより慣れろ」
最初は、私もQGISとQFieldをどう使うか悩んでいました。ただ、ネットで検索してみますと、思った以上にマニュアルが落ちています。
「習うより慣れろ」といったもので、私の場合は、マニュアルを読んで感覚的に分かったら、自分で実際に動かして使い方を覚えました。
初めは、エラーが出たり、QGISとQFieldのデータの移行が出来なかったりと、苦心しました。でも、使ってみると機能がだんだん分かってきて、とても便利なソフトウェアということが分かってきました。
野鳥の生態の記録をQGISとQFieldで管理
今まで私は、野鳥の出現や生態の記録を小さなメモ帳に書いていました。そして、家に帰ったら大学ノートに整理していました。
ただ、紙だとそれ以降の処理が少々面倒くさいです。パソコンに入れる場合は手打ちですしね。
MicrosoftのPowerPointで地図を貼り、ポイントを書いたりもしました。でも、数値化は出来ません。
それで、パソコンでのデータ整理は諦めていました。
ところが、QGISとQFieldを使いますと、QFieldで野外でのデータを記録、家に帰ってQGISでデータの整理が出来ることが分かりました。
QGISとQFieldの組み合わせはとても便利だと思いました
今日は、「2024年、野鳥の行動を調べる私の新しい道具」と題してのお話でした。
地理空間情報の閲覧、編集、分析機能が出来るオープンソースソフトウェアのQGIS(パソコンのソフトウェア)とQField(モバイルデバイスのアプリ)のお話でした。
野鳥の行動は、そのときは気づきませんが、時間が経つと集めたデータから意味がわかることがあります。
今までよりも効率的に野鳥のデータが集められます
今後、未知の野鳥の行動が浮き上がって見えるようになるかも知れませんね