八丈島は太平洋に浮かぶ小さな島です。都心から南に290 km離れていますが、れっきとした東京都です。
遠く感じるかも知れませんが、ANAで1時間。ひとっ飛びの距離です。
時間的には、実は、都心にとても近い離島です。
さて、昨日(2020年12月2日)の八丈島は、晴れ、曇、霧、雨の全天候が見られました。どこへ行くか悩んだのですが、最近はご無沙汰ですので、こん沢林道へ行ってきました。
今日は、「2020年12月2日に東京都八丈島のこん沢林道へ行ってきました」と題してのお話です。
注意
- レンタカー屋さんが、「登龍道路やこん沢林道へ行くのはおすすめできない」といわれた場合は、安全のため、その支持にしたがって下さい。
- 霧の中や林道を走行するときは、対向車からの視認のしやすさのためにも、ヘッドライトを点灯して下さい。
霧の中のこん沢林道
こん沢林道はここにあります。先ほども書きましたが、ヘアピンカーブの連続の登龍道路を通らないと行けません。安全には特に注意して運転をして下さい。
当日は霧からのスタートでした。ヘッドライト点灯です。
八丈島に住んでいる人間でも、この霧の世界はとても幻想的で魅力的に映ります。ゆっくりとのろのろ運転で、景色を楽しみました。
こん沢林道の中心にあるポットホール
こん沢林道の中心に来ました。そこにはポットホールがあります。
ポットホールは漢字で書きますと、「甌穴」です。
八丈島は降水量の多い島です。急流に沿って流された雨水が石などを巻き込み、岩盤を削ってできたのが、ポットホールです。
当日は、霧の前に雨が振りました。水量がいつもよりも多かったです。
豪雨のときは、土砂崩れの恐れがありますので、こん沢林道へ行ってはいけません。でも、ポットホールは、晴れ、曇り、雨のどの天気に来ても外れはありません。
そのときそのとき、いつも美しい姿を見せてくれます。
見飽きないですね
ポットホールの帰りも安全運転で走行しましょう
帰りもヘッドライト点灯です。
写真ではわかりづらいのですが、こん沢林道がきれいであることがお気づきでしょうか?
これは、こん沢林道の整備の方々が手を入れた証拠です。法面の草刈りだけでなく、ふだんなら道路にいっぱいの枯れ葉もきれいに取り除かれていました。
いつも、ありがとうございます
こん沢林道の雨の様子
八丈島の天気は山に近いです。途中で強い雨が降り出しました。
雨の日も、私が知らないことが起きます
それを見るのが楽しくて、こういうところへ来てしまいます
登龍道路の道路災害防除工事が始まっていました
こん沢林道入り口を少し末吉側に進むと、広い規模の工事現場が見られました。道路災害防除工事です。
ここ八丈島は、豪雨の発生が多く、そのたびに土砂災害が起きて道路が封鎖されます。この工事は、予測される危険箇所に対処するものです。
本土では、土木工事はあまりいい印象を与えない新聞記事が多いです。でも、ここ八丈島では、私たちが気づかないところで、ひっそりと道路を改善し、災害を未然に防ぎ、生活を支えています。
スーパーマンが世界平和を守っていても、変身前のクラーク・ケントはそのことを話さないのと似ていますね。
多くの業者さんは、八丈島の生活を支えていることをもっと宣伝してもいいのでは?
と私は思っています。
運転は不安、でも、どうしてもこん沢林道へ行ってポットホールへ行きたい方へ
八丈島では、自然ガイドさんがいらっしゃいます。その方々へお問い合わせしていただければ、よろしいかと思います。
こん沢林道での素敵なひとときをお過ごし下さいね。
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