自然ガイドになるためにはどのような知識が必要か?

その他

ヘゴの森のガイドや運営をしていますと、ツアーのお問い合わせがたくさん来ます。

その中には、

ヘゴの森のガイドになりたいです!

という若い人の飛び込みもあります。

最近加わりましたヘゴの森のガイドさんは、短い募集期間内で飛び込みで決まりました。

さて、自然ガイドってどのような知識が必要でしょうか?

これは、ケースバイケースだと思います。私も勉強中です。ステップアップのため、必要な知識を書き出してみました。

今日は、「自然ガイドになるためにはどのような知識が必要か?」と題してのお話です。

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資格について

運転免許

フィールドでは車は必須です。また、場所によってはバイクも使うかも知れません。

ですので、第一種運転免許は絶対に必要です。私の場合は、普通免許と普通二輪免許を持っています。

私の仲間には大型免許や大型二輪免許を持っている方もいらっしゃいます。


学芸員

私が、

羨ましいなぁ・・・

と思っている資格は学芸員ですね。お客様に紹介する知識量と範囲が、私のレベルとは全然違います。


山岳ガイドステージIとII

もう一つ、公益社団法人日本山岳ガイド協会の山岳ガイドステージIとII。

これらは知り合いのガイドさんが持っています。普段から体力づくりを欠かせず、勉強も怠っていません。

事故防止のためのヒントもたくさんありますね。

日本山岳ガイド協会ホームページ

英検

インバウンドが盛んに言われていますね。英検もあった方が良いかも知れません。

私の場合は、英検は中学生時代に取った4級だけです。誰でも取れるといわれているものですね(笑)。

それ以降は、英語は独学で勉強しました。一応、海外のお客様がいらっしゃっても案内はできていると思います。


その他の資格(?)として、私は、博士号を持っていますが、自然ガイドでは場違いですので、役に立ちません(笑)。


知識

救命技能

兎にも角にもフィールドでは安全が第一です。

私にとっては、自然ガイドになって一番欲しかった技能です。消防署の方の講習をガイド仲間と一緒に受けました。

ヘゴの森は安全な場所なので、事故はほぼ起きないのですが、この世の中に絶対はありません。心肺蘇生、AEDなどの使い方は定期的に学んだ方が良いと思います。


歴史

八丈島に限らず、自然ガイドはその土地その土地の歴史を知っておきますと、自然と住む人の生き方の関係を時系列順で、お客様に深く解説できます。

これは、その土地で生まれ育った人がガイドになりますと、それだけで強みになります。


生き物の分類

フィールドでは、大きく分けて、植物、キノコ、野鳥(動物)、昆虫が生息しています。

全てをカバーするのは大変です。初めはどれか1つ、自分の興味のある生き物から学んでいきましょう。

私の場合は、もともとバードウォッチングが趣味でした。ですので、野鳥の分類は得意ですね。

その強みから広げていきました。そして、野鳥が食べるものとして樹の実があることから、植物に広がっていきました。

勉強のため、図鑑は買った方がいいですね。


話術

自然ガイドのお客様は人です。ですので、お話の技術は大切です。大きく、ハッキリと話すことは大切ですね。

それから、フィールドでは不意打ちの危険性もあります。ですので、散策するルートで危ないところは前もって声をかけます。

まずは、これらが基本です


次からが大切なことになります。お客様に合わせてお話(解説)の内容を変えることです。

お客様から返ってきた視線、仕草、反応を読み取り、それに合わせて自分の引き出しから知識を提供します。

ヘゴの森の初代のガイドさんと私の話し方は違います。気になって尋ねたところ、

私は、自分の説明がお客様に伝わるように話し方講座にも参加したよ

と答えてくださりました。

お客様が満足して帰られるのが一番だからね

ガイド業は奥が深いですね。


今日は、「自然ガイドになるためにはどのような知識が必要か?」と題してのお話でした。

車を運転する運転免許は必須ですが、それ以外は、すべての知識を一度に吸収することは難しいので、ガイドを経験していくうちに必要なものを付け加えていくのが良いと思います。

自然の中で、ガイドの知識でお客様が楽しいひとときを過ごせれば最高ですね


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