私の実家はあまり裕福ではありませんでした。ですので、お金のかからない公立の小中学校、県立の高校、国立の大学を通ってきました。
ここ都心では、幼稚園の受験、小学校の受験、中学校の受験が多いです。これらは私立学校です。
へぇ~
私が小さいころとは全然違う・・・
自分が経験した学校の授業はなんとなく知っていますが、私立の学校はよく分かりません。
そして、公立と私立以外にも私塾という形の学校もあります。今回、機会があって、ある私塾の授業を見学してきました。
今日は、「都心の私塾の授業を見学してきました」と題してのお話です。
私塾といっても普通の学校とほぼ同じ
受付で見学証をいただいて、今日の舞台のある私塾の構内に入りました。
外見は普通の学校ですが、少ない人数のお子さんと少ない人数の先生で構成されていました。
どこかで見たような・・・?
そう、八丈島と同じです。少ない人数の生徒さん、少ない人数の先生です。
授業は、「読み」、「書き」、「そろばん」に力を入れているように思えました
私が受けてきた学校での授業は暗記が多かったです。もちろん、暗記は大切です。
でも博士になってから思うのですが、
暗記以外も大切ではないかなぁ・・・?
思うようになりました。というのも、八丈島の例ですが、
私は高卒だから・・・
と私の周りにはたくさんいらっしゃるのですが、お話を伺ったり、書かれた文章を読みますと、学校卒業後によく勉強されていることが分かります。
そして、八丈島は社長さんも多いことから、当然ですが、経理もよく理解されています。
そう、みなさん、昔から必要と言われている「読み」、「書き」、「そろばん」を学校卒業後もずっと勉強され続けていらっしゃるのです。
さて、私塾での授業は対話重視でした。
子どもたちと先生の授業を外から観察していますと、人間って本当にたくさんの言葉を操っていることが分かります。
先生からの発信、その言葉を受けてのお子さんの返信、それを見たお子さんの言葉の広がり・・・。
私が中学校のころ、国語の先生が
動物と人の違いは、人は言語を操ること
とおっしゃっていました。子どもたちから発せられる言葉を聴きながら、
これは、深く練られ、積み重ねられた言語教育なんだ・・・
思いました。
このような方法は一朝一夕では再現できないですね。算数の授業にしても、同じような感じでした。
校長先生との座談会
見学が終わり、校長先生を囲んで見学者の質疑応答がありました。先生は、
私たちが行っている授業は、たくさんあるうちの方法の一つだと思っています
そして、この方法がすべての子どもたちに当てはまるとは思ってません
変わった授業ですが、いろいろな角度から検証されているようです。反省会も定期的に行われて、先日も3日間もかかったとか。
改めて、教育は難しいと思いました
今日は、「都心の私塾の授業を見学してきました」と題してのお話でした。
私は公立の小中学校、県立の高校、国立の大学を経験してきましたが、受けたことのない授業でとても新鮮でした。
このような工夫をされていても、授業はたくさんあるうちの方法の一つということで、より考えさせられました。
子どもたちの元気でいろいろな言葉が飛び交う中、言語の発達、思考の発達、人としての発達は奥深いものだと思いました。