この「離島で生活する兼業自然ガイドのブログ」は2020年1月27日に始まりました。
気が付きましたら、6年目に突入していました。アクセスは弱小ブログにしてはけっこう頑張っていて、月に6,000 pvをコンスタントに出しています。
読まれているみなさま、いつもありがとうございます
さて、私は、野鳥を含む自然関連の写真を撮影し、このブログで写真を発表してきました。そのためか、最近ではカメラ関係の記事がよく読まれるようになりました。
特に機材についてですね
そう、写真に興味を持ち、始めてみたいと思っている方々がたくさんいることを知りました。
これまで私は、機材を持っていることを前提にこのブログを書いてきました。でも、一番最初の一番最初はどうしたらいいのか分からない人も当然いるわけです。
実際、私もそうでしたからね
今日は、「レンズ交換式デジタルカメラの選び方について」と題してのお話です。
カメラ購入は新品?それとも中古?
私はお金の無い学生時代から写真を始めました。バイトで稼い、生活費を切り詰めてでやっとの思いで機材を購入しました。
お金には限りがあります。少しでも安ければ、機材は複数買えますね。
ですので、私は中古派です
信頼のおけるお店経由で買えば、新品同様の中古で安く買えます。
デジタルカメラはコンパクトか?それともレンズ交換式か?
これは何を撮影するのかで決まります。
私の場合は、実は、両方持っています。
デジタルコンパクトカメラ
これは1台のカメラで全ての撮影を完結させます。ただ、コンパクトなボディーに全てをつぎ込むことになりますので、ピント合わせが遅かったり、解像度が悪かったりと何らかのマイナスのトレードオフがあります。
ただ、全てがマイナスかといいますと、そうではありません。
私もときとして水中の生き物を撮影したいときがあります。
海中の場合は60~100万円くらいの高価な本格的なハウジングが必要です。これはダイビングをする人専用ですね。私の場合はそこまでお金はかけられません。
ですので、万が一紛失したり壊れたりしても、諦めもつきやすいという理由もあって、私は防水のコンパクトカメラを使って水中撮影をします。
なかなか頑張ってくれますね
レンズ交換式デジタルカメラ
これは私がいつも使っているカメラです。何を撮影するかによって、必要なレンズを交換して使います。
日常撮影なら焦点距離24-105 mmのレンズ、風景ならば焦点距離16-35 mmのレンズ、ポートレートなら焦点距離70-200 mmのレンズ、植物なら焦点距離28-100 mmのマクロレンズ、野鳥ならば焦点距離400-1200 mmの超望遠レンズという具合です。
そう、レンズさえ交換すれば、あなたが求めた写真を撮ってくれるスーパーカメラとなるわけです。多くの人には、こちらを使うのをおすすめします。
メーカー選び
レンズ交換式デジタルカメラを製造しているメーカーは、Sony、Nikon、Canon、Fujifilm、OM Digital Slutionsとたくさんあります。メーカーの特徴を大雑把に書きます。
Sony
ここ10年、ぶっちぎりの人気メーカーです。
純正、SIGMAやTamuronなどのレンズメーカー製のレンズを使えることからオールラウンドに撮影できます。中古も多く出ていますね。
人気の秘訣は、動いているものを正確なピントかつ連写ができることです。また、動画撮影も完璧です。
ですので、今ではありとあらゆる現場でSony製のカメラが見られます。
写真の描写は後述のNikonとCanonの中間。
少しだけマイナスなところも書きます。ほとんどの人には関係ないことですが、雨や霧、海岸などの湿度の高いところでは、NikonやCanonと比べて歴史が浅いため、防塵防滴の面では若干不安があります。
Nikon
日本のカメラメーカーの老舗。歴史が長いため、膨大な数のFマウントレンズが使えます。
頑丈な一桁のFシリーズ、Dシリーズの一眼レフは世界のカメラに大きな影響を与えました。現在はZマウント。
レンズは解像度が高く、カチッとした描写の写真を撮影したい人には、Nikonのカメラがおすすめです。
Canon
Nikonに追いつき追い越せと対抗するために頑張ってきたメーカー。
EOSシリーズが有名です。最近はEFマウント変更してRFマウントになりました。カメラの防塵防滴はNikonと同等です。
八丈島の雨の中で、私が写真を撮れるのもこの機能のおかげです
描写は、Nikonがカチッとした描写に対し、色が派手になる傾向があります。
特殊低分散の性質を持つ人工蛍石のレンズの製造・加工のノウハウを持っており、超望遠レンズが有名。
Fujifilm
緑色の描写はおそらくNo. 1のメーカー。緑の多い風景写真を専門に撮影するならばこのメーカー。
防塵防滴の面では若干不安があります。
OM Digital Solutions
OlympusからOMシリーズを受け継いだ新会社。上述のカメラメーカーと違い、マイクロフォーサーズという小さなCMOSセンサーを積んでいるカメラが主力。
カメラがコンパクトであることから、過酷な登山などで機材の重量を減らしたい人、重たい機材を軽くしたい高齢者(私も近いうちに・・・)に人気。
それに加えて、異次元の防塵防滴と手ぶれ補正が売り。
できれば店頭で実際に触ってカメラ選びをする
初めはプログラム、絞り優先オート、シャッター優先オートを使うかも知れませんが、最終的にカメラはマニュアルモードしか使わなくなります。
シャッターボタン、シャッタースピードダイヤル、絞りダイヤルに素早くアクセスできるかどうかが大切です。
今のカメラにはシャッターボタン、AF/露出始動ボタン、モード選択ボタン、ISO変更ボタン・・・とたくさんのボタンがあります。
カメラを構えながら自分の目的のボタンに素早くアクセスできるかどうかを確認してください。
私の場合、普通の人よりも手が小さいです。足のサイズが22.5 cmですので、もしかしましたら、普通の女性よりも手が小さいかも知れません。
こんな小さな手でEOS R3のような大きなカメラを持ちますと、ボタンによっては指が届きません(笑)
これを防ぐためにも店頭で実機を何度も触ってください。最終的な決め手は、あなたの手に合ったカメラと出会うことです。
今日は、「レンズ交換式デジタルカメラの選び方について」と題してのお話でした。
長々と書いてしまいました。レンズ交換式デジタルカメラの値段は年々上がっており、できれば最小限の出費で機材を揃えたいところです。
私は中古で機材を揃えました。
私はCanonのEOSシリーズを使っています。一番の理由はカメラの形状が自身の手に馴染んでいるからです。
これはあくまで私の場合。Sony、Nikon、Fujifilm、OM Digital Solutionsのそれぞれのカメラに手が馴染む人も当然いますね。
ですので、何度も実機を触り、各ボタンのアクセスを確認し、あなたの手に馴染むカメラと出会ってくださいね。
いい写真ライフが始まることを祈っています
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