本土で人と話すとき、「天気」を話題すると、話すネタが無いのかと言われてしまいますね(笑)。
しかし、ここ八丈島では「天気」の話題はとても大切です。この天気のお話は、ANAの飛行機や東海汽船の定期便が八丈島に来るか来ないかに直結します。
ANAの航空便は今日は欠航、東海汽船も明日の便まで欠航が決まっています。
今日は、「2021年1月24日の八丈島は大荒れな天気でした」と題してのお話です。
八丈島の2021年1月24日の気象条件
今日は、気温12℃、風速16 m/s、湿度98% R. H.でした。ANAの飛行機が欠航、そして、海の波は風に影響されますので、東海汽船の定期便が結構するのも頷けます。
実際の風はこんな感じでした。
八丈島の気温と湿度は、冬でも本土のそれらよりも高いです
私の家では、室温と湿度が、カビが発生する条件になってしまいました。久しぶりに除湿機を少し動かしました。
風という条件を除きますと、本土に比べ、八丈島はあたたかいです。そして、八丈島は、冬でも気温が少しでも上がると、水も蒸発して湿度が上がりますので、植物の生育には最適な条件となってしまいます。
外のお話です。たとえば、八丈島の道路の法面は、上記の条件になってしまいますと、コケがびっしりと生えてしまいます。
もっと条件が良くなると、シダ植物が育ってしまいます(笑)。
これはオオタニワタリというシダ植物です
葉の裏面にびっしりと茶色のスジがはいっていますね。これは胞子嚢といってシダ植物の特徴です。
八丈島は、今は冬ですが、それでも植物が生き生きと生育する島です。
八丈島では、わずか1 kmの差で、雨が降っている場所と降っていない場所がある
またまた〜
そんなはずないでしょ(笑)
嘘みたいな話ですが、これは実際に起きます
写真を見て下さい
八丈小島上空には雨雲がありました。当然、八丈小島には雨が降ります。
ところが、今日は、八丈島側から八丈小島側へ風速16 m/sの強風が吹いていました。そうしますと、八丈小島の沿岸からわずか1 kmのところまで雨が降り、そこからさらに離れ、撮影者の私のいる4 kmのところまでくると雨が降らないという不思議な現象が起きます。
さらに、強風が雨雲を押し込んでしまいますと、八丈小島は晴れになります。
今日の八丈島は、この繰り返しでした。
八丈小島の反対側、底土港側の様子
底土港側は、今日は風上です。風も波も本土側から来ます。
登龍峠から見た底土港の様子です。
強風により生み出された大きな波が、山の上から見てもはっきり見えました。もちろん、今日は、波が高かったので、ぜったいに海には近づきませんでした。
八丈島は、こんな感じですので、明日の東海汽船の定期便が欠航なのも頷けます。
風が強いと森では大小の枝が降ってきます。私も、万が一のことを考えて、今日は林道には入りませんでした。
たまには、家で長く過ごすのもいいものですね。八丈島ではこんなときもあります。
お客様が計画されている旅行の参考情報になれば幸いです