説明
EOS Rは、CanonのEOSシリーズがEFマウントからRFマウントへ仕様を変更した最初のミラーレスカメラです。両者のマウント径は同じですが、EFレンズはマウントアダプター EF-EOS Rを介して使います。
3030万画素のフルサイズCMOSセンサー、最高1/8000 sのシャッタースピード、8コマ/秒の連続撮影、防塵防滴と、通常使いではオーバースペックな装備を持つカメラです。
長所と短所
長所
- マウントアダプター EF-EOS Rを介せば、EFレンズはこれまでどおりの性能で使えます。
- 新設計のRFレンズが使えます。
- 防塵防滴。雨の多い八丈島では必須の機能。
- 3030万画素の高画質のCMOSセンサー。
- 高感度に強い。暗い森の中では必須の性能。
短所
- マルチファンクションバー
- サブ電子ダイヤル1がない。
- グリップの形状。
実際に使用した感想
EOS Rはバイヤー兼プロカメラマンの友人から、
自由に使っていいですよ
と言われてしばらく借りていました。
シャッターを切りますと、「カッシャーン」という音とともに手のひらにシャッターが切れる振動が手に伝わります。写したという感触、写真を撮っているという実感が、一枚一枚手に伝わります。
細かいところにお金がかかっているカメラです
長所は、EFマウントからRFマウントに刷新されましたのでEFレンズユーザーとしては寂しいですが、上記の通り。
短所は、私にとっては、マルチファンクションバー、サブ電子ダイヤル1の非実装、グリップの形状でした。
マルチファンクションバーは、私の場合は指の腹が普通の人と同じではないようで、思うように動かせませんでした。
サブ電子ダイヤル1は、マルチファンクションバーの実装のために外されたのだと思います。ただ、EOSを30年使い続けてきた人にとっては、この位置のダイヤルが絞り設定のときに必須になります。
あれっ!?
無いのか・・・
これが最初の感想で、EFレンズをマウントアダプター EF-EOS Rを介して使っている場合は特に思いました。
グリップの形状は、私には合いませんでした。私は30年EOSシリーズを使ってきました。
手の使い方がEOSのグリップに同化するようになりました
私の写真の90%以上は野鳥です。一瞬が勝負です。
そのため、カメラを素早く構えるために、ストラップの位置も最適に調整しています。
手をEOSのグリップに触れたと同時に、カメラをホールドして、シャッターボタンを押せるように訓練しています。
EOS RのグリップはこれまでのEOSと全く違う形状でした。グリップを触れた瞬間に、
あっ、無理・・・
と思いました。
知り合いのプロカメラマンさんは、EOS Rを私に言い値で売りたかったそうですが、このグリップ問題がありましたので、お断りしました。
でも、これはあくまで私の問題です。EOS Rは高性能のカメラですので、多くの方々に愛されるカメラだと思います。
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