2025年6月18日、梅雨から夏に向かう東京都八丈島で植物観察をしてきました

八丈島のフィールド

八丈島の週間天気予報から雨マークが消えました。6月16日、17日は湿度は100% R. H. でしたが、今日から下がり出し始めました。

一応、今の八丈島は梅雨のようですが、夏になるのでしょうか・・・?


今日は、「2025年6月18日、梅雨から夏に向かう東京都八丈島で植物観察をしてきました」と題してのお話です。


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ガクアジサイが満開です

本土では、アジサイは園芸種がたくさんありますね。もちろん、八丈島にもあります。

ですが、野生のアジサイもあります。八丈島の麓では、今はガクアジサイが季節です。

八丈島の人の生活圏内では、いたるところでガクアジサイの綺麗な花が見られます。

ちなみに、中心のぶつぶつのところが本物の花で、周りの花のようなものは飾り花です。

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麓は暑いので山側に行ってきました

八丈島の麓は24-27˚Cくらい。だんだんと暑くなってきました。

東京は33˚Cだよ!

ずるいよ!

そのくらいで暑いなんて言わないでください!

まあまあ、落ち着いてください

八丈島の方が南なのに確かに変ですよね。八丈島は周囲を海で囲まれているため、蒸発熱(気化熱)により気温が上がりにくい土地なのです。

それでも、ここに住んでいますと暑いものは暑いです。そこで山側へ登りました。

湿度を含んだ風は三原山あるいは八丈富士に当たりますと、気温が下がると同時に霧が発生します。三原山も八丈富士も山頂は当然麓から見えません。

歩いてみますと、霧で視界はゼロ、さらに濡れますが、涼しくて快適です。それもそのはず、麓では気温27.2˚Cですが、歩いている場所は気温23.6˚C。

少し移動するだけで涼しくなるのですから、八丈島は本当に快適で楽園です。

目的地の気温と気圧を計算
現在地から目的地の気温と気圧を推定します。
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カジイチゴ

せっかくですので植物観察をしました。

八丈島では野生のイチゴをアビとよびます。ハチジョウイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴの3種があります。

味はうっすら甘くてうっすら酸っぱい感じです。

薄味で私は大好きですね

花の季節は終わり、今は実がつく時期です。頭上を見上げますとオレンジ色のイチゴがたくさんありました。

葉から同定しますとカジイチゴです。野鳥はこの品の良い甘さのイチゴの実が大好きですので、しばらく経ちましたら食べられてしまいそうですね。

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シマヤマブキショウマ

以前、シマヤマブキショウマの様子をこのブログで紹介しました。

薄クリーム色の綺麗な花が印象的です。6月に花をつけるのですが、この時期、花をつける植物がとても少ないです。

そのため、昆虫には大人気で栄養源としてすぐに食べられてしまいます。

今日見たシマヤマブキショウマは花も葉もボロボロでした。

植物の写真を撮影し始めたとき、綺麗な状態の植物の写真が良いと思っていました。でも、時間が経過し、今はその姿勢が正しいのかよく分からなくなってきました。

私は年を重ねるにつれて体力は衰え、体も色々問題が出てきて行動範囲も狭くなってきました。老化から目をそむけてはいけないと思うようになりました。

今日出会ったシマヤマブキショウマは、おそらく受粉には成功したものの、昆虫に葉も花も齧られ土に帰るのを待つだけです。

自身の人生と重ね合わせ、シマヤマブキショウマの姿が真であると伝えられるように写真を撮るべきではないかと思うようになりました。

そのために、色々なものを見て、勉強して、将来的にはアウトプットしたいですね

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ハチジョウショウマ

上述のシマヤマブキショウマのすぐ次に花を咲かせるのがハチジョウショウマです。今日見たフィールドでは花はまだでした。

どうも、シマヤマブキショウマとハチジョウショウマは昆虫から食べられ易いようです。開花から朽ちるまでの姿を丁寧に撮影できる人になりたいと思っています。

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今日は、「2025年6月18日、梅雨から夏に向かう東京都八丈島で植物観察をしてきました」と題してのお話でした。

麓のガクアジサイ、霧に包まれた山側でのカジイチゴの実、昆虫に花と葉を食べられボロボロになったシマヤマブキショウマ、蕾のハチジョウショウマを観察し、それらの様子を紹介しました。


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