昨日は、
台風12号は八丈島から離れているから大丈夫かなぁ・・・
と気楽に思っていたのですが、今朝(2020年9月23日)になって、予想進路が発表され、八丈島に直撃することがわかりました。
今日は、「台風が近づいている時はじっとしているのが正解です」と題してのお話です。
八丈島の島民だったら、当たり前のことですよ
そうですね
そういうわけで、お客様向けにお話しします
台風12号のデータは、午前9時の発表では、八丈島の南西約280 km、速さ20 km/h、中心気圧 975 hPa、最大風速30 m/s。最大瞬間風速45 m/s、暴風域(25 m/s以上)中心から85 km、強風域(15 m/s以上)東側390 km西側185 kmでした。
Naval Oceanography Portalで見るとこんな予想進路です。
八丈島は直撃です。
大型台風ではないものの、台風は台風です。繰り返しになりますが、最大瞬間風速は45 m/sで危険なのです。
八丈町のTwitterや防災無線では、島民に対して、鉢など飛ばされないように注意喚起をしていました。
島民は、前もって、雨戸を閉めたり、家によっては窓に板を木ネジなどで打ち付けて、物が当たっても窓ガラスが割れないように予防します。島では、これを「台風養生」という言葉でよんでいます。
海も高波で危険です。坂上の中之郷にある藍ヶ江港は閉鎖となりました。
坂下の八重根港も閉鎖となりました。
海は危険ですので、その他の海岸も絶対に近づいてはいけません。以前の遠く離れた台風10号が沖縄九州を通過後に撮影したことがありますが、それでもこんな高波になります。
雨は、昨晩から14-60 mmの間の降水量が続いています。道路も、大きな枝が落ちたり、倒木や土砂崩れの恐れがあります。
そのため、2020年9月23日午前10時から登龍道路は通行止めになりました。
続いて午後2時から鉢巻道路、防衛道路、南原道路が通行止めになりました。
林道も通行止めになりました。
全ては島民の安全のための処置です。
それから、八丈町では台風が接近すると自主避難所も開設されます。こういう細かな点で人に対して気づくのは、本土とは異なるところかも知れません。
多くのお客様は、台風を避けて、羽田に戻っていると思います。もし、離島できなかったお客様がいらっしゃいましたら、「台風が近づいている時はじっとしているのが正解です」ので、外出はせず屋内でお過ごしください。
最新の天気予報だけでなく、八丈町防災無線、東京都八丈町Twitter、東京都支庁Twitterは、重要な情報源ですので、チェックをお願いします。また、携帯のバッテリー切れには注意して、対応してください。
それでは、じっと台風が過ぎるのを待ちましょう。