勢力の強い台風19号は八丈島の東側1,000 km以上離れています。うねりは観察できますが、ANAも東海汽船の定期便も2025年9月22日は平常運転です。
しかし、翌日の東海汽船は欠航が決まりました。
さて、体を動かせる範囲内で、水浴び場の環境を整え始めました。それを見ていたかのように野鳥が集まってきました。
トレイルカメラを使った水浴び場の観察を再開しました。
そうしますと、予想をしなかった面白いことが見られました。
今日は、「カラスバトは私が思っている以上に学習しているようです」と題してのお話です。
FKPCAM HR13 Wi-Fi Solar Trail CameraとVoopeak TC19の性能の直接比較
トレイルカメラと一口に言っても、性能が同じかどうかは分かりません。自身で実験するのが一番明白な回答がでます。
そこで、2台のトレイルカメラ(FKPCAM HR13 Wi-Fi Solar Trail CameraとVoopeak TC19)を同時に使って1つの水浴び場に来る野鳥を記録することにしました。
その結果、FKPCAM HR13 Wi-Fi Solar Trail CameraよりもVoopeak TC19の方が野鳥をよく撮影していたことが分かりました。FKPCAM HR13 Wi-Fi Solar Trail Cameraの方はセンサーの感度が弱いようです。

最近の水浴び場に来る野鳥
私が観察している水浴び場は、これまで、ハシブトガラス、キジバト、ヒヨドリ、ホオジロが常連でした。
私が左足首を骨折してから1月半放置してしまい、その間の訪れる野鳥の変化を追うことができませんでした。
そして、環境を整え、トレイルカメラでの観察を再開しますと、カラスバトとハシブトガラスが記録されていました。
水浴び場の石の位置について
初めに、試行回数が少ないので得られたデータは統計処理していません。ですので、今回は記録されていたことを紹介するだけで、信頼性はないです。
トレイルカメラを起動した直後の水浴び場の様子です。ここで、水に浸かっている石の位置を覚えておいてください。
実は、これらの石と石の位置は意図的に置いていました。
この水浴び場でこのように石を置きますと、これまでの観察から、ヒヨドリとホオジロは水の中で水浴びをし、ハシブトガラスとキジバトは水を飲む行動をすることが分かっています。

ハシブトガラスは水浴び場の石の位置を動かしてから水を飲んでいた
先日のブログで、最近のこの水浴び場ではカラスバトとハシブトガラスが来ていることを紹介しました。
写真を並べてみて気付いたことですが、ハシブトガラスの面白い行動です。ハシブトガラスは向かって一番右側の石を水中に倒し、そこに左足を乗せてから、水を飲んでいました。
大型の野鳥はこのようにした方が水を飲みやすいかも知れません。

カラスバトの水浴び場の行動
ここからが新しく記録された写真です。水浴び場をセットした時は綺麗に並べられてあった石ですが、向かって一番右側の石が倒れているのが分かるでしょうか?
水面に波紋があることから、石が倒れた直後に撮影されたことが分かります。

それから3分後、倒した当事者が来ました。カラスバトでした。

トレイルカメラのタイムスタンプから、約1分水浴び場に滞在したことが分かりました。


カラスバトはハシブトガラスの行動を学習した?
ハシブトガラスとカラスバトの写真を見比べますと、向かって一番右側の石が同じように倒されていることが分かります。


以前のカラスバトの水飲みはこのような行動をしていました。


違いますよね
これ、ハシブトガラスの行動が先ですので、もしかしましたらその行動を近くで見ていて、カラスバトが真似したのかも知れません。
これの観察結果はあくまで一例でデータ数が足りません。ただ、ハシブトガラスの行動をカラスバトが本当に学習していたのならば、種を超えて影響を与えていますので面白いことですよね。

トレイルカメラが無かったら気が付きませんでした

今日は、「カラスバトは私が思っている以上に学習しているようです」と題してのお話でした。
2台のトレイルカメラの性能比較をしている過程で、カラスバトがハシブトガラスの行動を真似しているような行動を記録しました。
データ数が少ないので本当かどうかは分かりませんが、本当でしたら種を超えて行動を学習していますので面白いです。

こういうことが写りますので、トレイルカメラによる観察は止められません
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