明日(2021年9月18日)は、台風14号の影響のため、ANAと東海汽船の八丈島行きの両方とも全便欠航が決まりました。
離島に住むとこういうことは普通にあります。
私が八丈島に来島した当初、民宿のおばあさんに、
島では、お米と根菜類は切らしちゃいかんよ〜
とよく言われていました。日頃から天気を気にするようになったのも八丈島に来てからですね。
まだまだ、島民の域まで達していませんけれどもね
天候の先行きが不安ですので、早めに八丈島の環境調査の仕事をして、ついでに写真も撮りました。
今日は、「2021年9月17日、東京都八丈島で見られる昆虫を撮影してみました」と題してのお話です。
アザミオナガミバエ(?)
写真左側の目がオレンジ色のハエは、左側の目が緑色のハエよりもひと回り小さく、目が緑色の背中にのろうとしました。ですので、目がオレンジ色のハエはオスです。
ハマアザミにいたミバエとしてネットで検索しますと、もっとも色合いが近かったのは、アザミオナガミバエでした。ただ、腹部を見ますと尖っていません。
産卵のときに産卵管が長くなるのであれば、アザミオナガミバエで正しいのかも知れませんね。
昆虫は150万種あります。アメリカのカリフォルニア大学デービス校の昆虫学部に所属していたとき、先生から
昆虫は自分で同定しないでください
と言われていました。昆虫は、脚の毛の数とかでも種の違いがありますので、代表的なもの以外はうかつに名前をいうのは危険なのです。
ですので、写真を撮ったミバエはアザミオナガミバエ(?)としました。
チャバネゴキブリ
八丈島ではゴキブリがよく出ます。私の家でよく出るのはワモンゴキブリですね。
でも、たま〜に小さなチャバネゴキブリも出ます。
このチャバネゴキブリ、普段はどうしているかといいますと、花の花粉を食べています。
前身花粉だらけで、ハマアザミの花の中にいました
人が近づきますと、さっと地面に落ちて姿をくらますのはさすがでしたね。
オオシマツヤハナムグリ(リュウキュウツヤハナムグリ)
オオシマツヤハナムグリは、芝によく出ますが、最近はセンニンソウの花によく見られます。むしゃむしゃと花粉を食べるところが愛らしいです。
多くの場合、緑色のメタリックカラーです。ところが、色々観察してみますと、茶色いのも混ざっています。
始めは、シロテンハナムグリかと思ったのですが、「白点」がまったくないのです。私は知らなかったのですが、どうも、この茶色のコウチュウもオオシマツヤハナムグリ(?)らしいです。
茶色バージョンもいるみたいです
ハチジョウカラスアゲハの写真もチャレンジしたのですが、チョウの撮影は難しいですね。植物同様、昆虫の撮影も奥が深いです。
八丈島に住んでいますので、選り好みせず、できるだけ自然の生き物を記録したいですね