アメリカでは、支払いは基本、クレジットカードを使います。
現金はチップ用に一応持っていましたが、支払いをするとき、請求書の欄にチップもありますので、そこに記載し、クレジットカードから引き落とされます。
アメリカの紙幣は本当にくたっくたで、自動販売機に入れようとしてもぺっと吐き出されてしまうのがデフォルトです。
お金がお金の役割を果たしていません(笑)
さて、都心に3ヶ月間住んでいました。そして、支払いのときは、JRを乗るときはSuica、コンビニではクレジットカードあるいはバーコード支払いとちょっとだけ、都会人のような振る舞いをしました。
今日は、「現金払いが残っている八丈島は古き良き日本を継承しています」と題してのお話です。
都心=電子マネー決済ではない
昨今、コンビニ、チェーン店のレストラン、スーパー、ホームセンターでは、支払いは電子マネーです。カード、アプリ、バーコード支払いでピッと鳴らせて終わりです。
マネーフォワード MEなどの家計簿アプリを携帯に入れておきますと、家計簿にも自動的に記録されるので、とても便利です。
支払うのは当たり前ですので、けっこうお金が出ていっていますね。振り返ってみますと、
これ、本当に必要だった・・・?
というのもありました。
では、都心で生活していて、すべて携帯やクレジットカードで支払いがOKかといいますと、実はそうではありませんでした。
私が通っていた中華料理店は、店長と会話をするのが楽しみの一つでした。お値段もお手頃でしたし、支払いは現金でした。
こんな時間に珍しいですね
ええ、近くに来たので
軽い会話をしながら、楽しく箸がすすみました。
食事ってこんなにも楽しいものなんですね
都心では意外と電子マネーが使えないお店が多い
ずっと生活をしていますと、だんだんとチェーン店での食事に飽きがきます。私はお店を調べては食べ歩きをしていました。
調べる楽しさ、想像する楽しさ、歩く楽しさ、店員さんとの会話の楽しさ・・・
規格化されたサービスではありませんので、多くの場合、現金払いのお店が多かったです。
食事ってこんなにも楽しいものなんですね
お腹も心も満たされました
八丈島は古き良き日本が残っています
八丈島に帰ってきてから久しぶりに入ったお店は、現金払いから電子マネー決済が使えるようになっていました。近代的と思える一方、少しだけ店員さんと客との距離が離れたような気がしました。
これも時代の流れというものですね
でも、八丈島は古き良き日本が残っています。電子マネー決済が増えているものの、脇道に入れば現金払いのお店がたくさんあります。
都心に住んでいて、支払いからサービスを受けるまでたくさんの人が仲介していますね。仲介者が多いと、お金と人との関係性が希薄になります。
世知辛い世の中ですが、サービスが少しでも悪いとクレームが出ますね。
八丈島は人口7,000弱の人が住んでいます。お金を払いますと、目の前の人あるいは目の前の人の後ろの人が、対価のサービスを提供されます。
狭い世界ですので知人が関わっている場合が多いです(笑)
お金を支払いますと、知人が一生懸命働いている姿が見えます。人、その人の労働、一生懸命の大切さが直に伝わります。
八丈島にいますと、社会は人で構成されていることが実感します。大人の私でさえ勉強になるわけですから、お子さんに見せたら、いろいろな社会教育ができると思います。
金を払えばいいだろ!
と相手に対して言うような、人として心無い態度の人間にはならない社会だと思います。そういう点で、私は八丈島は古き良き日本を継承できていると思っています。
旅行者視点からすれば、これも旅の楽しみの一つとなるでしょう
今日は、「現金払いが残っている八丈島は古き良き日本を継承しています」と題してのお話でした。
YouTubeを見ていますと、
現金払いは不衛生
と言っている人がいますが、元生物学者からしますと、
この発言ってどうなの・・・?
と思います。言葉狩りではありませんが、もしこの言葉が正しければ、電子マネー決済が無かった時代は、みんな菌に感染して死んでしまうことになります。
今の日本では人が生きていますので、「現金払いは不衛生」というのは科学的にはおかしいですよね。
それよりも、
〇〇円ですすね
はい
ありがとうございます(おおきに)
ごちそうさまでした
と短いやり取りですが、お互い嬉しくなります。
現金払いは、経済活動として、人と人、大げさですが、人と社会を繋げる最初のステップだと思います。
そして、この手渡しによって生まれる「相手のことを考える」ことを、これからも維持してもらいたいですね。
八丈島では古き良き日本が見られます。ぜひ、旅行とともに人との思い出もお楽しみくださいね。
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