FIREムーブメントの難しいところ、参考にできること

生活

私は、八丈島に来てから、自然ガイドをしたり、子供たちに科学を教えながら、また、

多くの方々に支えられて生活しています。

収入のことは一切考えずに、八丈島に飛び込んできました

時間があるような生活になりましたので、いろいろな情報を知るようになりました。

そう、働かなくても生活できる世界があることを知ってしまいました


今日は、「FIREムーブメントの難しいところ、参考にできること」と題してのお話です。


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FIREムーブメント

FIREムーブメントのFIREはFinancial Independence, Retire Earlyの略です。経済的独立と早期退職を目標とするそうです。

簡単に説明すると、夢の株式の配当金生活のようなものでしょうか(厳密には違います。)

でも、誰もが働いています。

毎日が精一杯なのに、そんなことできるの?

そうなんです

私も調べましたが、あなたの感想の通り、結論から言いますと、簡単にはできませんでした(笑)


FIREのための準備としての固定費の把握と削減

固く書いていますが、娯楽費以外の生活費の無駄を減らすのが最初のスタートです。無くてもいいものは、お金は使わないということです。

でも、八丈島では車は必需品です。10年に一回は買い替えです。

ガソリンがないと走りませんし、定期的にオイル交換、タイヤも交換です。そして、保険も税金もありますね。

これに限らず、電気代、ガス代、水道代は削れませんし、ネットや携帯は現代では必需品です。

私の場合、できたのは光回線のネットは諦めて、携帯のテザリングだけで済ませたくらいです。

そう、もっと頑張れば、固定費は削減できるのかも知れませんが、意外と削れないのです。


娯楽費はどこまで削れる?

人間は機械でもロボットでもありません。感情がある生き物です。

そもそも、自分自身に水や肥料を与えず、何もせずに生きるのは至難の業です。

八丈島ですと、釣りができますね。竿は何種類必要でしょうか?テグスは?仕掛けは?針は?足回りは?服は?・・・

安全に楽しく釣りをするためには、最低限の道具類は必要ですし、それを購入するためのお金も必要です。

タバコは?お酒は?

人にはそれぞれの喜びがあります。湯水のようにお金は使わなくても、ささやかな楽しみで謳歌してこそ人生なのです。

ですので、FIREを目指すといっても、スタートの段階で実はけっこうハードルがあるのです。


FIREは無理だけど、投資信託で貯金感覚でお小遣い稼ぎはできます

株式投資は、夢の配当金生活につながります。でも、1株の価格は高いですし、投資した会社が倒産したら紙くずです。

株式の購入に貴重なお金を使うのはけっこう怖いのです

FIREは無理ですが、それでも、達成された方々の考え方の一部は参考になります。

銀行の代わりにネットの証券口座(楽天証券とかSBI証券とかが有名です。)で長期のインデックス投資(三菱UFJ国際投信のeMAXSIS slimシリーズなど。)する方法です。

インデックス投資は短期間で儲かる方法ではありません。複利でじわじわと増えます。

株式のインデックス投資の場合です。年利率5%(銀行の普通口座の年利率は0.001%。)で運用し、税金を考慮しないとして計算します。

20歳から65歳の間、1ヶ月1万円の積立投資を続けると、入れたお金は540万円ですが、複利の利率の分を合わせますと最終的に1,176万円になります。

計算はこちらでできます。

403 Forbidden

200万円の車でしたら、5回買えます。

FIREが話題になるわけですね


投資信託で注意しなければならないところ

話はうまそうですね。でも、注意しなければならないことがあります。

株価全体の暴落です

最近では、コロナショックがありました

赤い矢印がコロナショック
Marketspeedより転載

図では小さなくぼみに見えますが、時価総額が一瞬で2/3まで下がりました。

グラフを見ますと、あとで戻るんですよね

そうです

じゃあ、安心ですね

う〜ん、暴落したときはサーキット・ブレイクが起きたと聞いています

サーキット・ブレイクとは、パニックになって狼狽売りを防ぐための仕組みです。でも、証券口座に預けたお金が動かせなることで、時価総額が下がるのを、指をくわえて見てるだけになります。

1万円が6,000円になります。これは何とか我慢できそうですね。

でも、10万円が6万円に、100万円が60万円に、そして、1,000万円が600万円までに一瞬で下がったらどうでしょうか?

とても怖いです

まったく、そのとおりです


投資信託の暴落対策

一応、暴落の対策には、コツがあるようです。暴落時も積立をやめずにず〜っと続けることです。

下がったときは、投資信託が多く買えるという考え方です

例えば、先ほどのコロナショックのときに買い続けますと、回復したときに手持ちの投資信託の時価総額が一気に上がるわけです。

文字の説明では、「ふ〜ん」ですよね

正直な話、私も次の車の購入費として、投資信託をちょっとやっています。説明したことは事実なのですが、実際に自分でやってみると、ときどき怖くなって説明通りにはいきません。


よく、「投資は少ない金額から」とか「投資は自己責任」とか言われています。投資信託によるインデックス投資はまだ簡単な方ですが、それでも経験は必要です。

FIREは、これまで書いてきましたように、すべての人での実現は難しいと思います。でも、ある程度まとまったお金をためるために、投資信託を活用は参考になると思います。

今日の記事は案件ではありません。ですので、証券口座や購入する投資信託の具体的なものはご自身で探されるといいと思います。

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