2025年3月下旬、植物の師匠と一緒に東京都八丈島の身近な春の植物を見てきました

植物

本業に集中しています。以前のブログでも書きましたように、しばらくはカメラを持つことは無いと思います。

でも、カメラが無いからと言って何もできないわけではなく、気づいたらメモやQFieldにデータを記録しています。

さて、本業は山の中で行われています。一定の間隔で休憩時間がありますので、そのときに周囲の観察をしました。


今日は、「2025年3月下旬、植物の師匠と一緒に東京都八丈島の身近な春の植物を見てきました」と題してのお話です。


スポンサーリンク

久しぶりの師匠からのレクチャー

師匠は八丈島だけでなく日本全国の植物を観察し、自然ガイドもしています。私にとって、考え方や生き方がとても参考になります。

私は、野鳥は得意ですが、植物は苦手です。ただ、どんな人も初めがあり、成長し、今日を迎えます。

以前、師匠にどんな方法で植物について知識を吸収したのかを尋ねました。

複数冊の図鑑を読み、一種について自身でノートにまとめ、オリジナルの図鑑を作成し、それを暗記したんだよ

と答えられました。

たしかに、師匠は「言葉」で説明するのがとても上手です。専門家がお客様として来たときは専門用語で、一般のお客様の場合は理解しやすいように比喩を交えて解説をしています。

それを隣で見ていましたので、

何事も無からは生まれない

つくづく思いました。

iPhone 15

ハチジョウキブシ

八丈島は春になりました。道沿いにはシチトウスミレ、ハチジョウクサイチゴ、カジイチゴも見られました。

師匠の視線の先には数珠状の花をつけたハチジョウキブシがありました。今、山に行きますと満開です。

iPhone 15

ヒメユズリハ

本業の仕事は八丈島中の山に入ります。八丈島は黄八丈に使うスダジイやタブノキが有名ですが、樹木はそれだけではありません。

海沿いへ行きますと、別の植生が見られます

頭上でヒヨドリの声を聴きました。こういうときは、だいたい実を食べています。

見てみますと、たしかに実がありました。

これはヒメユズリハ。

八丈島にはもっと大きなユズリハもあります。野鳥はちゃんと食べられる実をチェックしていますね。

iPhone 15

シロダモ

道端に小さなふわふわの新芽を付けた小さな木がありました。

大きなものですと、ウサギの耳の様なふわっふわな新芽を付ける木があります。これはシロダモです。

私が見つけた小さな木は葉が丸っこく、葉脈が真ん中と左右に走っていました。

これってヤブニッケイですよね

師匠は私に近づいて、葉を手に取りました。そして、ひっくり返しました。

そう見えるでしょ

でも、葉の裏は白いよ

これはシロダモだね

たしかに、葉の裏は真っ白でした。

私は先入観が強すぎましたね。もう少し色々な角度から見ないと行けないと思いました。

iPhone 15

ウラシマソウ

ウラシマソウは本土でも見られます。でも、八丈島では数はそれほど多くありません。

師匠と調査をしていたときに、足元にウラシマソウの群生があることを指摘されました。

八丈島では、シマテンナンショウとハチジョウテンナンショウが主流です。ただ、葉をじっくりと観察しますと、ウラシマソウの葉はシマテンナンショウともハチジョウテンナンショウとも違います。

見る限りでは花はまだでした。

咲くのが楽しみです

iPhone 15

ハチジョウテンナンショウ

八丈島では、12月からシマテンナンショウが、2-3月からハチジョウテンナンショウが咲き始めます。

最近はハチジョウテンナンショウの新芽が見られており、咲き始めの個体も見られるようになりました。

八丈島は春になりましたね

iPhone 15

今日は、「2025年3月下旬、植物の師匠と一緒に東京都八丈島の身近な春の植物を見てきました」と題してのお話でした。

仕事の合間に師匠から身近な春の植物のレクチャーを受けました。ハチジョウキブシ、ヒメユズリハ、シロダモ、ウラシマソウ、そして、ハチジョウテンナンショウを確認しました。


PR

タイトルとURLをコピーしました