1つ目の書き物はほぼ終わり、2つ目の書き物は80%くらい完了しました。あとは2つ目の完璧に仕上げるだけです。
書き物に目星がついてきましたので、最近は外に出る機会が急激に増えました。
ところが、また新しい書き物が増えてしまいました。
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今年は外に出るのは難しそうですね(笑)
今日は、「自分がコントロールできない機会に乗る大切さ」と題してのお話です。
今年は研究に関する書き物の依頼が多い
八丈島に来て裕福ではなくなりましたが、その代わりに考えごとができる時間が大幅に増えました。現役の研究者時代は、実験、論文書き、ときとして学生さんたちの指導もあり、ギチギチな時間の中で生きていました。
タイトなスケジュールの中で書く論文も1つの書き物ですし、今のように時間がある中で考えながら書くのも1つの書き物です。
特に今年は、学会や研究分野の書き物を依頼される機会があり、不思議な1年を過ごしています。
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研究では重要な発見の機会は予測できない
私は、自身の研究分野でいくつか大きな仕事をしました。おそらく、私が死んでもこの論文は科学が存在する限り、読まれ、引用され続けるのだと思います。
これらの研究は世界初の発見が多く、上手くいったのは、わずかなチャンスに気づくか気づかないかの紙一重で決まっていました。
そして、その機会は必然ではなく、ゆらぎのようなものの中でたまたま出会うような感じです。
学会発表や講演のとき、「何で気づいたんですか?」と質問を受けることが多いのですが、実は何で気づいたのか良くわからないのが本音だったりします(笑)。
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予測できない偶然のチャンスを運良く逃さなかっただけなのです
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人生の機会にも似たようなことがある
私は小さい頃から日本中を引っ越ししてきました。幼稚園は2か所、小学校は2か所、高校は1か所、大学は2か所、仕事場は5か所経験しています。
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引っ越し回数は30回近いので、数えるのが面倒くさくなりました(笑)
その中で、人生岐路の機会もありました。
アメリカに留学したときは、アメリカの先生と出会い、研究者人生が変わりました。研究から離れて八丈島に来たのもそうですね。
いずれにしましても、自身の信念で生きられる貴重な時間を得ることが出来ました。
ただ、振り返ってみますと、機会は自身に対してプラスに感じることもあればマイナスに感じることもあります。
私は、プラスに感じるときはそのまま前進、マイナスに感じるときは一呼吸おいて自身と周囲を観察し、それが特別な機会と判断したら進路変更して前進することにしています。
横に見えるようになった風景は、決断が鈍らないように切り捨てます。人生の中の幸せは、信念が揺らぐか揺らがないかで決まりますからね。
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今年の執筆活動はそれに近い行動をしていますね
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今日は、「自分がコントロールできない機会に乗る大切さ」と題してのお話でした。
機会というものは、偶然に出会います。そもそも自分でコントロールは出来ません。
自分にとって良いこともあれば悪いこともあります。
良いと判断したら前進、悪いと判断したら進路変更です。そのときに大切なことは、横に見えるようになった風景を切り捨てる勇気だと思っています。
この考え方の原型は、実は、大学の学部生時代に作られました。今は、自身の信念に従って生きていますので、けっこう幸せな人生を歩んでいますね。
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というわけで、またしばらく執筆活動で外に出られなくなりました
今年はこういう年なのでしょうね(笑)
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