仲間から子供たちの教育について、色々と教えてもらう機会が多くなりました。その中で、GIGAスクールも話題になりました。
なんでも、学校で各人に端末を与えてくださるそうです
それが去年のお話。今年はその続きだそうです。
今でこそ、私は、パソコンでソフトを使い、インターネットで情報収集は普通にできますが、私は大学4年生までパソコンを触ったことはありませんでした。
あのとき、私はどうやって操作を覚えていったか振り返ってみました。初めてパソコンを触る人の参考になればと思います。
今日は、「Officeソフトの使い方をどうやって覚えたか?」と題してのお話です。
Officeソフトとは
Officeソフトとは、私が若い頃はワープロソフトと表計算ソフト、今はプレゼン資料作成ソフトも含まれますね。
今なら、Microsoft Officeですね
今から30年前、私は、ジャストシステム社のワープロソフトの一太郎、今はなくなった会社ですが、ロータスソフトウエアの表計算ソフトのLotus 1-2-3を使っていました。
ジャストシステム社の日本語入力のATOKは、今現在も秀逸なソフトです
当時は、卒業論文をパソコンを使って書く、はしりの時代でした。
当時の私
以前のブログにも書きましたが、大学生のころの私は、本気で動物写真家になるつもりでした。学校には行かず、朝から晩まで暇さえあればフィールドに出ていました。
ですので、パソコンなんて自分の世界にはありませんでした。
パソコン、ソフトって何?
こんなレベルでした。
パソコンのキーボードって面倒くさい
そもそも、パソコンにはキーボードがあります。これを打たなければ、ワープロソフトも表計算ソフトも使っていないと同じことになります。
しかも、キーボードの配置が左から順に「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」じゃないのです。初めてみた時、
なんだこれ?
と思うと同時に、ブラインドタッチなんて夢の夢でした(笑)。四苦八苦している修士の先輩から、英語は必ず使うので、アルファベットのキーボードを使うローマ字打ちの方がいいと教わりました。
ワープロソフトの使い方は日記で覚えました
当時、私は日記を書く習慣がありました。ずっとノートに書いていたのですが、これを機会にワープロソフトで書くことにしました。
キーボードのキーを1つ1つ打ち、初めは右手と左手のそれぞれの人差し指を使いました。途中からキーボードのホームポジションを覚えて、右手と左手のそれぞれ全ての指を使って打てるようになりました。
とにもかくにも、「文章を書く習慣」があれば、気合を入れて覚えなくても、続けるだけで、自然とブラインドタッチまで、できるようになると思います。
表計算ソフトの使い方は家計簿で覚えました
そもそも、一般の人は表計算ソフトはあまり使わないのではないでしょうか?
私はそうでした。でも、大学時代、あまりお金がなかったので、家計簿をつけてお金の管理をしていました。
その習慣は今でも続いています
当時は、ノートにつけていました。
でも、せっかく買った表計算ソフトです。何かに使って覚えなければ、卒業論文の作成時には使えません。
そこで、表計算ソフトを使って家計簿をつけ始めました。
加減乗除は?
内訳は?
合計は?
1週間はどう使ったかな?
1ヶ月後は?
1年後は?
グラフは?
・・・
もちろん、使いこなしている方からすると稚拙ですが、私は、こうやって、パソコンは怖い、ソフトは怖い、という感覚を無くしていきました。
プレゼン資料作成ソフトの使い方は論文の図の作成で覚えました
これは、私の場合は特殊ですね。アメリカの研究室では1ヶ月に1回必ず研究レポートの提出が義務付けられていました。
まあ、そこからたくさんの論文がでたので、それはそれでOKでした
アメリカなので、全部英語で書かなければなりません。文章はワープロソフト、データの計算とグラフの作成は表計算ソフト、そして、図はプレゼン資料作成ソフトで作りました。
このあたりは、スパルタ式でした。実験しながら、待ち時間の間にパソコンの前に座り、レポートの作成をしながら、無理やり使い方を覚えました。
具体的なOfficeソフトはどんなもの?
お金があるのであれば、Microsoft Officeです。社会に出るとどうしても使います。
OSによって、Windows版、Mac版があります
でも、Officeソフトはインターネットと接続環境があれば、Googleのドキュメント、スプレッドシート、スライドで代用できます。こちらは無料です。
個人的には、パソコンの使い始めは、Googleの無料のソフトがおすすめです。慣れてきて、仕事でどうしても必要になったら、有償のMicrosoft Officeにシフトすればいいと思います。
強制や訓練でソフトの使い方を覚えるのはとても苦痛です。
私は、ワープロソフトで日記を書いたり、表計算ソフトで家計簿を作成したりしてパソコン・ソフトの使い方を覚えました。
別の目的を達成するための手段として、パソコンを利用するというふうに、接すると、意外に簡単に覚えます。私は、気づいたときは自然と操作ができるようになっていました。
初めに戻りますが、GIGAスクールで端末が学校で配布されたそうですね。Officeソフトが使えますと、将来、仕事では色々と便利です。
私のようなアプローチで、多くの子供たちが、パソコンを使えるようになれば幸いです