慢性副鼻腔炎を改善するために手術を受けてきました(6)

生活

これまで、手術前々日、前日、手術当日、術後1日目と2日目、術後3日目と4日目(退院)と長編が続いていました。

一般に、退院で完全治癒の印象があります。私もそう考えていました。

ところが、「慢性副鼻腔炎を改善するための手術(正式名称は鼻中隔矯正術/両側下鼻甲介粘膜切除術)」では、退院=治癒ではありません。

治療方針としては、病院がすべきところは入院で、退院後は患者自身がすべきことをするという感じです。

抗生剤を飲み、痛みのある人は鎮痛剤を飲み、鼻うがいを1日3回し、安静に過ごすことをします。

要は、入院中にしていた生活をし続け、自身の自然治癒力に沿って回復を待ちます。

今回は、退院から鼻に残っている全ての詰め物を取るところまで(2026年3月21日現在。)のお話です。


今日は、「慢性副鼻腔炎を改善するために手術を受けてきました(6)」と題してのお話です。


スポンサーリンク

術後5日目~6日目

手術の時期

私は術後、全く痛みがありませんでした。退院の時点でも、症状によっては、痛みが続く人もいらっしゃいます。

そういう点では、私はとても幸運でした

でも、手術は手術。切られていますので、体はとても怠いです。微熱もありました。

「退院=即社会復帰」は難しいと思いました。

実家に帰り、母が用意してくれた布団に入り、ほとんど寝ているような感じの生活でした。食事も作っていただき、本当に感謝です。

これが、もし八丈島に帰ったとしたら、この段階での生活はけっこう大変だと思います。

「慢性副鼻腔炎を改善するための手術」は、長期休暇がとれる時間的に余裕がある時期にすべきと思いました。

社会人になったら、仕事でいっぱいいっぱいになります。例えば、大学1年生の夏季休暇の時とか良いタイミングだと思います。


鼻うがいの効果

血痰はほとんど出なくなりました。


呼吸

口呼吸が続きます。


治癒の実感

頭が軽いと感じ始めました。


ハプニング

鼻うがい後、右の鼻の穴から詰め物が出てきてしまいました。実は、後で分かるのですが、左側も出てしまったようです。

病院に確認したところ、水溶性の止血剤だったようで、次の診察までそのまま鼻うがいを続けるよう指示が出ました。


術後7日目

初めてスギ花粉アレルギーが出ました

私はありとあらゆるものにアレルギー反応が出ます。初めは無くても、大量に暴露されると、すぐにアレルギーになってしまいます。

ただ、幸運なことに、スギ花粉に対するアレルギーはこれまでありませんでした。これは血液検査の結果とも一致しています。

ところがです。実家の近くには成熟したスギがありました。

風が吹くと花粉の黄色いもやが肉眼で認識できるくらいです。ここまで大量ですと、さすがにアレルギー症状が出てしまいました。

「慢性副鼻腔炎を改善するための手術」を受けたのに、この症状。まずいと思いました。


術後8日目

普段の生活では綿球は血で汚れなくなりました。治癒が進んでいます。

このころから若干鼻呼吸が始まりました。口呼吸:鼻呼吸=9:1。少しだけストレスが軽減しました。

ただ、全快ではありませんので、息苦しい生活が続きます。

鼻うがいをしますと、スムーズに血が混ざった薄黄色の鼻汁が出てきました。鼻うがいの効果と、抗生剤が効いています。


術後9日目

右側の鼻腔(?)が詰まるような感じがしました。他は順調。


術後10日目

スギ花粉アレルギーのため、咳、鼻水、全身のかゆみが出てきました。

綿球は出血の跡はほとんど無くなりました。痰には少し血が混ざることもありましたが、この時点で大幅な改善が認められました。

鼻うがいでは明らかな血は見られなくなりました。


術後11日目

ほんの少しだけ血痰がみられました。出血はほとんど止まりました。

鼻うがいで、黄色の鼻水と血痰は出なくなりました。抗生剤の効果により、治癒がかなり進みました。


術後12日目

鼻の綿球はほとんど汚れなくなりました。


術後13日目

抗生剤は飲みきりました。実家がスギ花粉が多すぎて、花粉症状態だったのが誤算でした。

ついに病院へ行く日になりました。鼻の詰め物が全て取れたらどうなるかウキウキです。

自分の番号がモニターに掲示され、診察室へ入りました。


鼻の詰め物を全て取る

中に入りますと、担当医の方からビニールのよだれかけを掛けられ、ガーグルベースを渡されました。

ネットで検索しますと、「最後の詰め物を取り除く時は気を失うほどの激痛と大量の出血」のお話がヒットしました。

遂に追体験する時が来たのか・・・

私も気を失うのかなぁ・・・

もう、内心はドキドキです。

先生は手早く、鼻に麻酔をかけ、吸引を丁寧にしました。

確か、右の鼻の穴からピンセットが入ったと思います。

最初の止血剤を含んだガーゼが摘まれ、出てきました。大きさは想定の物で、

まぁ、こんな感じだよね・・・

と至って冷静でした。驚くことに、痛みも出血も全くありませんでした。

あっ、まだありますからね

先生も至って冷静。

ん!?

もう1つあります

と、右側の鼻の穴にさらにピンセットが進みました。出てきたものが視界に入りました。

カイコの5齢幼虫と同じくらいの止血剤を含んだガーゼが出てきました。しかも、体節のように凸凹していて、見た目、カイコの幼虫とそっくりでした。

過去に研究していた実験材料とはいえ、あの形にはビビりました(笑)。

かなり誇張した表現ですが、詰め物がこんな感じだったんです(笑)。

右側はこれで終わりです

次、左側いきますね

同じ様に小さめなガーゼとカイコの幼虫のような大きなガーゼが出てきました。

これで全ての詰め物を取りました

私の場合ですが、詰め物を取る時、痛みは無し、出血も無しでした。

内心怖がっていましたが、拍子抜けでした。それよりも、カイコの幼虫のような大きなガーゼにビビりました(笑)。

先生は、私の態度から痛みを心配されていました。

私はこの時とても気持ち悪かったのです。カイコ云々ではなく、麻酔酔いです。

親知らずの手術は除いて、今回手術は2度目です。どうも、一般的な麻酔に対して、私の体は気持ち悪くなるような応答が出るようになったようです。

そう考えますと、私は今後手術を受ける回数は限られているのかも知れません。

麻酔酔いであるため、この気持ち悪さも時間の経過とともに消失しました。


詰め物を全て取った感想

詰め物を取ってすぐに分かっとこと。少し冷たい空気が頭の奥を貫通するような感じがしました。

大げさかもしれませんが、この未知の体験は私にとっては驚愕で、生まれ変わったような感覚でした。

正常の副鼻腔を持っている人は、こんな空気を吸っていたのか・・・

私の人生って何だったのだろう・・・

おそらく、慢性副鼻腔炎の方が手術をして回復した人は、私の感想に共感できると思います。


先生からの現状の説明

私の症状は、指定難病306の好酸球性副鼻腔炎に限りなく近いものでした。

まず、好酸球性副鼻腔炎か慢性副鼻腔炎かを確定する必要があります。

私の鼻腔にはポリープが詰まっていました。これは手術中に鉗子で取れますので、そのまま生検に出したそうです。

その結果は、術前の生検と同様で好酸球数は基準値以下でした。つまり、私は好酸球性副鼻腔炎ではなく、慢性副鼻腔炎であったことが確定しました。

そのお話を伺い、

あぁ・・・、難病の金銭的なサポートが受けられないのか・・・

と、落ち込んでしまいました(笑)。

今回の手術、術前はCTを撮りましたが、術後はまだです。外科的手術でどう変化したのかは、今後の検査になると思います。

先生は、

術後の副鼻腔の様子を見ましょう

とおっしゃり、ファイバースコープで術後の副鼻腔の写真を撮りました。

ほんの僅かの出血の跡、腫れた粘膜の箇所が見られました。術後で良く見られる症状で、継続した鼻うがいにより、これらは収まってくるそうです。

大まかには綺麗な状態でした。

これならば、今日飛行機に乗っても大丈夫ですね

先生からお墨付きをもらいました。

ただ、これは私の場合かも知れませんが、術後2週間経っても嗅覚はおろか味覚はほぼ消失しています。

嗅覚は、長い期間慢性副鼻腔炎を起こしていたため、正常値に戻らない可能性があり、一方、味覚は時間の経過とともに回復するそうです。

先生からの指示は、感染防止のため常にマスクをすること、人混みをなるべく避けること、タバコは厳禁(私は喫煙者ではありませんが・・・。)、抗生剤と抗アレルギー剤を飲み、1日3回鼻うがいをすること。

次回の診察は4週間後となりました。

iPhone 15
術前、術後、大変お世話になりました。

いざ、八丈島へ

ついに八丈島に帰る許可を得ました。さっそく飛行機の予約を取り、ウキウキで羽田空港へ。

iPhone 15
iPhone 15
iPhone 15

八丈島、ただいま

iPhone 15

今日は、「慢性副鼻腔炎を改善するために手術を受けてきました(6)」と題してのお話でした。

退院後から八丈島に帰るまでの日々のお話でした。

「慢性副鼻腔炎を改善するための手術」は、鼻血と血痰との戦い、長期間口呼吸のみで過ごさなければならない苦痛、初めての体験の不安な時間の連続でした。

術後2週間経ちますと、状態はかなり良いです。今は、鼻の綿球を外した時、

鼻呼吸って最高!!!!

と許されるわずかな時間を満喫しています。

私の副鼻腔が健全な状態になるまで3~6ヶ月かかるといわれています。長い長い手術のお話も一旦ここで終わり、今後は定期検査時に更新します。

今回のブログの記事はあくまでも私のケースです。痛みが終始全く無いとか詰め物を取る時に痛みや出血が無かったのは、私特有の症状に由来すると思います。

それでも、慢性副鼻腔炎の手術を受けた患者側の視点のお話は貴重な物と思います。実際、私も探しましたしね。

この長い長い手術の体験談を読んでいただき、ありがとうございました。

手術をするかしないかの判断材料として使っていただければ、私としても幸いです。

鼻呼吸って最高なんですよ(笑)


PR

タイトルとURLをコピーしました