初めに、この記事は台風22号被災前に行っていた事をまとめています。ここで仕掛けた2台のトレイルカメラは、10月7日に回収していました。
被災後、人工の水浴び場へ行けるようになり様子を確認したところ、この場所は被害を免れていました。
先日、八丈島の豪雨対策からトレイルカメラを守るためにハウジングを作製しました。
そして、前回フィールドで実戦投入し、運用面での問題を確認しました。

今回はその続きになります
今日は、「2025年10月5日~7日、東京都八丈島の人工の水浴び場での手製ハウジング付きトレイルカメラのテスト」と題してのお話です。
手製のハウジングは雨よけの役割を果たしていました
トレイルカメラの大きさはメーカーによってまちまちです。
ネット記事を参考にして100円ショップで材料を揃え、それぞれのトレイルカメラに合わせてハウジングを自作しました。
トレイルカメラを人工の水浴び場に実際に仕掛け、一晩経ちました。その日の夜は雨が降りました。
翌朝確認したものがこれです。ハウジングには水滴が付いていましたが、雨は凌げました。

テスト中のトレイルカメラが撮影した動物たち
これまでのデータから、水浴び場の水は2日に1回は交換しますと良い結果が出ていました。そこで、今回も水を新しくして待ちました。
欲を言いますと、実戦テストで何か写ってほしいですよね。
多くの場合フィールドでのテストは思うように行かないのですが、今回は期待以上のおまけが写っていました。
白色の野良ネコ
最初に水の交換に気づき、水浴び場に現れたのが白色の野良ネコです。日が沈んだ後ですので、赤外線ライトによる白黒写真となっています。
この白色の野良ネコは過去にも何度か記録されています。

ハシブトガラス
ハシブトガラスは、以前は群れで来ていました。耳を澄ませますと、当日も人工の水浴び場周辺でも声は良く聴こえました。

もしかして、写っている・・・?
と期待していました。データを確認しますと、1羽のハシブトガラスが写っていました。

キジバト
今回はハウジングの運用のテストです。何でもかんでも思うようにはいきません。
写っていたのはこちらが最後。八丈島ではよく見かけるキジバトです。
このフィールドでは、キジバトは生木、枯れ木に問わず良く止まっています。
面白いことに、水を交換しますとすぐに姿を見せます。もしかしましたら、私の実験に気がついているのかも知れませんね。

天気と水浴び場に来る動物たちの出現の関係
八丈島で生きる野生動物に対する私の知識は全然足りません。

雨の日はどうなるのだろうか・・・?
この素朴な疑問からのスタートでハウジングを作製し、上述のようにテストをしました。
ハウジングの効果を確認し、引き続きトレイルカメラを運用しました。しかし、10月7日の回収の日は何も写っていませんでした。
天気が良かったのはトレイルカメラを仕掛けた10月5日と6日。
その間は白色の野良ネコ、ハシブトガラス、キジバトが写っていました。
ところが、雨が降った10月6日の夜から7日までは全く写っていませんでした。
八丈島では、新鮮な水は雨です。次が湧き水となります。
野生動物の味覚や嗅覚は私には分かりませんが、溜まった水よりも雨水や湧き水の方が美味しいのでしょう。
結果数は少ないですが、人工の水浴び場は、野生動物にとっては第三の選択肢なのかも知れませんね。

今日は、「2025年10月5日~7日、東京都八丈島の人工の水浴び場での手製ハウジング付きトレイルカメラのテスト」と題してのお話でした。
手製のハウジングは期待通り雨を凌ぎました。
10月5日~6日にかけて、トレイルカメラは白色の野良ネコ、ハシブトガラス、キジバトを撮影しました。
一方、7日は何も写っていませんでした。
天気は6日の夜から雨となり、雨の日は人工の水浴び場に動物は来ませんでした。雨水、湧き水を優先し、溜まった水は第三の選択肢なのかも知れません。

実験数を増やしてこの推測が正しいかどうか確認したいと思います
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