猛威を振るった台風22号から1日が経ちました。前日は当日の恐怖と慣れない停電と断水、そして、夜になって携帯の電波が届かなくなり、情報から孤立しました。
国内外の情報だけでなく八丈島の情報からも隔離されました。この時点で島内では災害が発生しているのですが、私は分かっていませんでした。
1日経ちますと色々な箇所でチェーンソーによる倒木の伐採が進み、広い道路は車で走れるようになりました。
今日は、「2025年10月10日、台風22号が去って1日経った東京都八丈島の身近な自然の様子」と題してのお話です。
海沿いへ行ってきました
台風22号の接近前、南原道路は閉鎖となっていました。

そして、1日後、柵は吹き飛ばされていました。写真ではこの先何もなくて進めるように見えますが、多くの場合岩などが海底から打ち上げられています。
ですので、この柵が完全に撤去されるまでは進んではいけません。

いつもは綺麗な八丈小島。美しさは不変です。
確かにそうなのですが、こんな状況におかれて心から楽しめるわけでもなく、ただ記録として無心で撮影しました。

海は嘘のように凪いでいました

八丈島の上空
情報から隔離されていた私は、自分が今の八丈島社会どうすべきなのかよく分かりません。ただ、このような状況ですので、

大きな災害が起きている可能性が高いのではないか?
と朧気ながら思っていました。
そうしますと、上空ではひっきりなしに飛行機やヘリコプターが旋回していました。ANAの旅客機と比べて大きさはずっと小さく、飛行行動から自衛隊の飛行機ではないかと思いました。

飛行機に詳しい方でしたら、この形で機種まで同定できるのでしょうか?

植物を介して台風22号の猛威を理解する
八丈島は昔は水田が主な土地でした。しかし、減反政策のため現在では小学校の授業で使う以外はほとんど稲作はされていません。
水田が消失しますと遷移が起きます。水の多い土地からアシ、ササとなり、陸となっていきます。
台風22号が来る前は垂直に伸びていたササや木は、風の猛威によって同じ方向に倒れていることが分かります。


写真では分かりにくいですが、若干木も傾いています。

風速は30-50 m/s。時速に換算しますと100-180 km/h。
このくらいのスピードの風がササに当たりますと、葉を根こそぎ奪われてしまいます。

どこを見回しても木は折れていますし、たとえ大木であっても台風22号は容赦なく倒していました。
草木の倒れ方から、前日の朝、いかに恐ろしいことが起きていたのかが分かります。


台風22号通過から1日経った水質の変化
前日の川の水の色は土壌が混じった茶色でした。1日後、まだ若干濁っていますが、それでも綺麗な水になり始めています。
流れやすい土壌が流れきったのか、それとも斜面の崩れが収まってきたのか・・・。それでもまだ迂闊に山に近づいてはいけません。
今日は、「2025年10月10日、台風22号が去って1日経った東京都八丈島の身近な自然の様子」と題してのお話でした。
1日経過し、少しですが、車で移動できるようになりました。ただ、素直に八丈小島の美しさを楽しむことはできませんでした。
上空には自衛隊らしく飛行機が旋回していました。
草木を見ますと、木が傾いたり、草が同じ方向に倒れていたり、葉を根こそぎ取られた個体もありました。猛烈な風が吹いていたことが分かりました。
水は土壌の混じりが減りました。