2025年10月上旬、東京都八丈島でスマホ片手に野草を撮影しました

植物

私は、普段はデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラを持ってフィールドに出かけて撮影します。レンズが交換できますので、「これだっ!」と思いましたら、すぐに撮影できます。

ただ、カメラやレンズ、加えて三脚までとなりますと、嵩張るし重いしでフットワークは重くなります。

さて、毎年更新されるスマホ。カメラの性能は、コンパクトカメラを凌駕するくらいです。

小さなパソコンでもありますで、電波が届くところでしたらネットに繋いですぐに調べ物もできます。

最新型に限らず、スマホは小型でとても便利です。フィールドの記録用にはぴったりです。

そんなスマホを持って野草を見に行きました。


今日は、「2025年10月上旬、東京都八丈島でスマホ片手に野草を撮影しました」と題してのお話です。


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シマホタルブクロ

八丈島では、シマホタルブクロは6-7月に白い花をつけます。上下逆さまに咲くユニークな野草です。

今は10月なのですが、おかしなことにシマホタルブクロが咲いていました。おそらく狂い咲き。

人の暦では時期外れですが、照度、日長、気温、個体の生育状態の開花条件が揃ったために起きた現象だと思います。

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アシタバ

八丈島では、アシタバはいたる所で見られます。農作物のアシタバから林道や道端のアシタバまで。

夏に開花したアシタバはもうそろそろ種を作る時期です。散策していますと、種が成熟中の個体と出会いました。

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ハチジョウアザミ

八丈島では、ハチジョウアザミは長い期間楽しめます。キク科ですので薄紫色のキクのような花を付けます。

花が見られる期間が長いため、観察する人側からしますと短時間で蕾から枯れるまでの色々なステージのハチジョウアザミを楽しめます。

植物の「生」を考えさせてくれますね

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ノコンギク

秋の八丈島は、花の入れ替えの時期です。この時期に咲き始める花があります。

ノコンギクです

ぱっと見綺麗な花ですが、拡大して花を観察しますと、周囲が白い舌状花、中心にたくさんの黄色い筒状花の複雑な構造をしています。

花は「いっせーのせ」で同時に花を咲かせるのではなく、蕾から花までの様々な形態が見られることから順番に開花していることが分かります。

均一では何かあった時に全滅となります。危機管理ができていますね。

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ハチジョウイタドリ

恥ずかしい話、私はハチジョウイタドリの花をきちっと見ていませんでした。

ハチジョウイタドリは、なんとなく見ていますと花の時期が2回あるように見えます。1つの個体からクリーム色の花が2回見えるのです。

当然ながら、1回目は本当の花です。そして2回目は未成熟の実です。

そして、花と思って撮影したのは未成熟の実。

なんとなくではなく、形もちゃんと見ていないといけませんね

私はまだまだ初心者です

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ハマゴウ

これまで歩いてきたのは山沿い。最後は海沿いへ。

今の時期に海へ行きますと紫色の花を付けた野草と出会います。

ハマゴウです

八丈島ではハマゴウの群生が見られます。花が抜けた跡が見られるため、時期的には花のピークは過ぎているように思えます。

花の時期は一瞬で、

まだある・・・

なんて思っていますと、花の時期をすぐに見失います。

時間の巻き戻しはできず、また1年待たなければなりません。動物と比べますと、こういうところは野草を観察するのは大変ですよね。

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今日は、「2025年10月上旬、東京都八丈島でスマホ片手に野草を撮影しました」と題してのお話でした。

植物の写真と言いますと、デジタル一眼レフカメラやミラレスカメラ、それに付随するレンズなどが必要です。

ただ、こんな大掛かりな物を持たなくても、小型軽量のスマホでも十分楽しめます。

分からないことはネットで調べたりもできます。

時期外れのシマホタルブクロ、アシタバの実、ハチジョウアザミ、今が旬のノコンギク、実が成熟中のハチジョウイタドリ、そして、ハマゴウを紹介しました。


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