現在、八丈島は台風9号が接近中です。その速度はとても遅く停滞しています。
2025年7月30日12時発表では、北緯28度55分 (28.9度)、東経142度50分 (142.8度)にあります。

台風が近づきますとその風でうねりが発生します。今朝と明日八丈島着の東海汽船の定期便は欠航しました。

台風が去るまでは物資の輸送は大変そうですね
さて、今朝はもう一つアラームがありました。
今日は、「2025年7月30日、東京都八丈島に津波警報が発令されました」と題してのお話です。
午前中、八丈島でも津波警報が発令されました
八丈島は地震はほとんどありません。ちょっとグラッと揺れただけでも大騒ぎです。
ですので、津波注意報が発令し、その後すぐに津波警報になったのには驚きました。防災無線、携帯、Xで一斉に通知が来ました
津波警報・注意報は解除になりました。
八丈島の「津波浸水ハザードマップ基本図」
予報では高さ3 mの津波でしたが、不幸中の幸いで、今のところ80 cmの津波が観測されています。このブログを書いている時点で津波がさらに高くなっているそうです。
私も海の近くに住んでいますので、色々考える機会となりました。
八丈島には「津波浸水ハザードマップ基本図」というものがあります。八丈町のホームページから見ることが出来ます。
海沿いに住まわれている方々は、安全性を確認するために、災害エリアに入っているかどうかは一度確認した方が良いと思います。
歩けない人、お年寄りは早めに避難した方が良いです
今回の機会、実際に自分で避難してみました。第三者から見たら、

効率は悪いし、何やってんの・・・?
という感じになっていたと思います。
実は、昨日左足首を思いっきり挫いてしまい、私はほとんど歩けない状態になってしまいました。
津波警報、避難の情報については、八丈町からかなり早い段階で広報されていました。

何でだろう・・・?
と思って、外に出る準備を始めましたらすぐに分かりました。私のように歩けなかったり、お年寄りでしたら、避難できないのです。
私からは見えない場所で多くの方々が津波に対する準備をしているのに気が付きました。

実際に高台へ向かってみる
とりあえず試しに避難のため移動をしてみました。部屋では電気ガスを切り、貴重品はパソコンと携帯だけを手に取りました。
カメラなどは見捨てることにしました。
また、常日頃から簡単に持ち出せる防災カバンは用意していればとも思いました。
水は八丈島の美味しい湧き水を飲むとして、ハンコとかの貴重品、携帯バッテリー、携帯食くらいは用意すべきと思いました。
津波での避難は歩きによる避難が推奨されています。ただ、八丈島の道路の長さは八丈島全ての車を並べた長さよりもはるかに長いので、場合によっては臨機応変で車での避難も可能かもしれません。
私の車には色々応用の効く機材が積んでありますので、車での避難を想定して標高の高い場所へ移動しました。


私たちが気が付かないところで見回りをしている警察署や消防署の方々
カメラ機材は持っていませんので望遠レンズで状況を撮影は出来ませんでしたが、高台から底土港を肉眼で眺めますと、いつもはいっぱいの駐車場も車は見当たりませんでした。
いつもと違う光景ですが、安全のためと思えば統率された良い行動です。こういう安全に対する意識は、様々な人が集まる本土と違い、島民はしっかりしています。
八丈島は自然が豊かで美しい景色を体験できます。しかし、その分、台風や高波、土砂崩れなどによる災害が身近で起きるため、自然に対して近づきすぎないことも十分に理解しています。

八丈島に来て、「人の生き方」を学ぶ機会でもあります
安全そうでしたので高台から家へ戻りました。帰路、パトカー、覆面パトカー、消防車とすれ違いました。
私も津波の防災無線を聞き逃した時、警察の方にお声がけされて海岸沿いから避難した経験があります。

その説は大変お世話になりました
今回も安全の見回り、防災無線に気が付かなかった方へのお声がけをされているようでした。

ご苦労さまです
ちょっとしたことが大きな差に繋がります。小さな社会であるからこその良さと大切さを知る瞬間です。


今日は、「2025年7月30日、東京都八丈島に津波警報が発令されました」と題してのお話でした。
八丈島の「津波浸水ハザードマップ基本図」を紹介しました。
避難行動を実際にしました。大丈夫と思っているのは自分だけでした。
実際に行動しますと課題がたくさん出てきました。
2025年7月30日に発令された津波警報はずっと続いています。このブログを書いている時点で津波は計測されており、落ち着くのはもう少し後のようです。

早く津波がおさまると良いですね
津波警報・注意報は解除になりました。