台風9号、10号のあと、八丈島では突然の大雨が降りました。三原林道もこん沢林道も通行は可能なのですが、
何か起きるかも・・・
と思いました。そこで、最近あまり行っていない、あの場所へ行ってきました。
今日は、「2021年8月17日、東京都八丈島の沢の小径の様子」と題してのお話です。
沢の小径の場所はここです。
今回は、危険な兆候を中心に見ました。
八丈島の強風は樹木でもなぎ倒します
台風9号、10号のあと、八丈島ではときどきの大雨と強風が続いていました。このような状況で、すぐに森に入ると倒木が起きて危険です。
今日の午前中は比較的いい天気でした。でも、沢の小道に入るとすぐに倒木の処理の跡がみられました。
この倒木は、以前来たときにはありませんでしたので、最近、起きたのかも知れません。
さらに、沢の小径を奥へ進みます。そうしますと、進行方向右側の崖に大きな倒木が現れます。
枝のみで葉が付いていないことから、発生時期が最近ではないということが分かりますね。
原生林はこのように、樹勢が落ちた樹木は倒れ、代わりに新しい樹木が生長します。
沢の小径を奥に進み、左側には植林されたエリアが広がります。以前は、きれいに育っていましたが、ここでも倒木が見られました。
沢の小径は、意外と、荒れていたのですね
マダケは風をいなすので、折れにくいといわれていますが・・・
八丈島には、ヤダケ、メダケ、マダケなど様々なタケがあります。木と違い、ササやタケは風をいなすので、折れにくいといわれていますね。
でも、沢の小径ではこんな感じでした
けっこう折れまくりでした。5年間沢の小径に通っていますが、
こんな折れ方があるのか・・・
と驚かされました。
法面の小さな崩れもありました
沢の小径は、上述のように、様々な変化がありました。これだけのことが起きるわけですから、散策路はどうなっているのか心配でした。
たとえば、これ
最近起きたものではありませんが、法面の小さな崩れが起きていました。
また、場所によっては、新しい落石もありました。
こちらは、倒木でテイカカズラが道路を覆ったのだと思います。
八丈島に雨が断続的に降った跡も見られました
沢の小径の散策コースは、ぐるっと1周します。そして、分岐点の直前に水の多いポイントがあります。
運動靴ですと、水没ですね
左側の法面から、ひっきりなしの水が湧き出ていました
もちろん、普段はちょろちょろの三原川も、その水量も増水しています
いかがでしたでしょうか?今日は、沢の小径の見どころというよりも、怖いと思われるところを見ました。
自然の中は楽しいのですが、八丈島は本土と違い危険な箇所がたくさんあります。でも、常に目を配れば、危険の兆候が見えてきます。
自然の中では、最後は、自分の判断が頼りです。経験を積んで、危険の兆候を見逃さないようにしたいと思います。
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