足首を思いっきり挫いてからまもなく2週間になります。まだ回復していません。
さて、毎日フィールドに出ていた私です。家一辺倒の生活は暇です。
ただ、これを読書の機会と考えれば、プラスに働きます。
今日は、「栞葉るり先生の「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」を読みました」と題してのお話です。
栞葉るり先生について
栞葉るり先生を知っている人は知っていますね。YouTube上で活躍するにじさんじに所属するVtuberさんです。
本の著者ですので、「栞葉るりさん」ではなく、今回は「栞葉るり先生」と呼びます。
栞葉るり先生は、にじさんじのVTuberのセンター的位置の月ノ美兎さんの「みとらじ」のゲストで登場した時に初めて知りました。それをきっかけに、栞葉るり先生の雑談配信や古典特集配信を見るようになりました。
栞葉るり先生は、自身は古典は解説本から学んでいると仰っていましたが、彼女は原本の草書をそのまま読むことが出来ます。たくさんの関連書籍も読破しています。
私も栞葉るり先生が切っ掛けとなり、推薦本の岡本梨奈先生の「眠れないほど面白い『枕草子』ーーーみやびな宮廷生活と驚くべき「闇」(三笠書房、王様文庫)を即購入し、枕草子を再び知ることになったわけです。
「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」の紹介
購入対象者は、栞葉るり先生のファンの36万人のチャンネル登録者でしょうか(笑)。
冗談はさておき、「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」の対象者は、学校の古典の授業が始まる前の時期の人、そして、私のように学校の授業に脱落し、嫌いになり、敬遠し、再び歩み寄ろうとしている人だと思います。
内容は、古典や和歌の世界のなるべく難しい言葉を使わずに解説し、古典の代表作として玉水物語、落窪物語、源氏物語、枕草子を題材に、今風のネット表現を使ってとても分かりやすく説明しています。
解説イラスト、分かりやすいコメント、マンガも豊富、そして、ページ数も少ない。活字に慣れていない人にもおすすめです(笑)。

どちらかと言いますと、若者向けですね
学ぶということとは・・・
日本の学校の勉強方法は英語を含め文法から始まります。言葉の決まり事を知らないと理解出来ないという考え方です。

これは一理ある学習のアプローチです
しかし、この方法、旧帝大クラスの人を対象とし、それ以外は脱落を招くのではないでしょうか?ちなみに私も落ちこぼれ組でした。
「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」を例にとりますと、古典の内容の紹介の方が先になっており、興味が先に引くようになっていました。実は、こういう学び方を受け入れられる人の方が多いのではないかと私は思います。
試験のための勉強というよりも、学ぶ楽しさが先です。内容を理解し興味を持っていますと、言葉遣いや文法に触れた時、法則の意味が内容と強く結びつけられ、古典の世界に引き寄せられるスピードを加速します。

こういう学び方もあるのですね
とても参考になりました
今日は、「栞葉るり先生の「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」を読みました」と題してのお話でした。
栞葉るり先生、本の概要、読了し学びについて考えさせられたことをお話しました。
栞葉るり先生の「ゆるゆる古典教室 オタクは実質、平安貴族」は、古典アレルギーの方へお薬として良い本の中の一冊になると思います。

おすすめですよ