骨折前は、野外で時間を過ごし、野鳥や植物のデータをとってばかりでした。待ち時間などは本を読むことが多かったです。

ですので、私はマンガはとても疎いですね
ただ、YouTubeを見ていますと、よく話題に出るタイトルがあります。
その一つが「約束のネバーランド」でした。マンガだけでなく、小説、アニメ、アニメ映画と展開しているのは、読者や視聴者の多くが内容に賛同されている評価故だと思います。
ギプスで左足を固定されますと、本当に動きが制限され、寝たきりです。今でしか経験出来ない刺激を自身に与えるのも良いのかなぁ・・・と思って読み始めました。
今日は、「いまさらながら、白井カイウ先生と出水ぽすか先生の「約束のネバーランド」を読みました」と題してのお話です。
「約束のネバーランド」について
とても良く出来た面白い作品でした。ただ、残酷な描写がいたるところに出てきますので、対象年齢は中学生以上だと思います。
ほとんどの人は読んでいるとは思いますが、未読の方もいらっしゃいますので、今回もネタバレは無しで。
作者は白井カイウ先生と出水ぽすか先生。
2045年の近未来。舞台はグレイス=フィールドと呼ばれる孤児院のような場所です。
慈しみのあるマザー、未就学児から小学生高学年の子どもたちが、規則正しい生活をしています。
ただ、大人でも解けない高難易度の試験を子どもたちは常日頃から受けています。孤児院ですが、少し違和感があります。
ここから主人公の3人の子どもたち、エマ、レイ、ノーマンが成長し、視点が広がるに連れて、孤児院、孤児院の外側の環境、もっと広がってその時代背景の世界、1000年続く世界の仕組み、人と人と対する者との関係の秘密が解きほぐされていきます。

マンガは、私たちが過去に見ているようなヨーロッパ風の建築物や小説に出てくる言葉を使うことにより、私たちの思考を刺激します。
一つ一つは聞いたことのある物や言葉ですが、その積み重ねから生み出され、提示される映像や言葉に驚かされ、重さが変わることに創作物の素晴らしさを感じました。
物語は大きくグレイス=フィールドハウス脱獄編、ミネルヴァ探訪編、ゴールディ・ポンド編、七つの壁編、王都決戦編の5編に分かれており、それぞれのキャラクターが物語物語で成長と変化が見られ、作者が主張するメッセージの完結へと導かれます。
キャラクターの内面的なやり取り、登場人物の登場の制限(物語の進み方によって、一度退場するキャラクターがいます。)と再登場による記憶の想起などを体験して、私も何度も物語の展開に揺さぶられました。
マンガの読み込みや読んだ冊数が少ないかも知れませんが、私は「約束のネバーランド」を読んで、素直に創作にはいろいろな形態があり、マンガも人を十分に知的好奇心や思考の成長を促す文化産物の一つだと思いました。

今日は、「いまさらながら、白井カイウ先生と出水ぽすか先生の「約束のネバーランド」を読みました」と題してのお話でした。
有名な作品ですが、私のように読んだことのない人もいますので、ネタバレ無しの紹介でした。
物語が波を打ちながら子どもたちの成長、世界の秘密の展開、怒涛のラストへと進みます。

残酷な描写がありますので対象は中学生以上だと思いますが、とても面白い作品でした

おすすめですよ
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