私は空いている時間にYouTubeをよく見ます。ですが、ず~~~~っと見ていますと、目が疲れてくるのかYouTubeを拒否するようになりました。
そういう時、目先を変えるだけでなく、文字による他の人への伝達の参考にもなりますので、私は読書をします。
私はAmazonのKindleで本を読むことが多いです。その中で中山七里先生の2冊の小説が高評価されているのに目が留まりました。

今日は、「中山七里先生の「テミスの剣」と「ネメシスの使者」を読みました」と題してのお話です。
中山七里先生について
私は読書家ではありません。本に出会う冊数はとても少ないです。ですので、小説家との出会いも機会がとても少ないです。
おこがましいですが、中山七里先生を紹介しますと、48歳で専業の小説家となりました。それまでは普通の会社員だったそうです。
すでに小説家歴10年、執筆書籍は多数です。
私が読んだ「テミスの剣」と「ネメシスの使者」は推理小説に分類されていると思います。作風は、ストーリーを進行にともない、分からないように伏線を張ります。
起承転結で進み、最後の結末のとき、張り巡らせた精巧な伏線を全て繋ぎます。
誰もが

あっ!!!

そういうこと?!
と驚きに導かれます。「どんでん返しの帝王」と呼ばれているそうですが、その名前はぴったりだと思いました。
「テミスの剣」と「ネメシスの使者」
両小説とも読んでいただき、私と同じ体験をしていただきたいので今回はネタバレ無しです。
主人公は渡瀬。「テミスの剣」では駆け出しの浦和署巡査部長から始まり、終わりでは埼玉県警警部の役職。警部としては一流の域に達しています。
「ネメシスの死者」は時系列では「テミスの剣」の後の話になります。
警部ということなので、両小説とも殺人事件が出てきます。章はだいたい3部に分かれており、1部での事件が導入、2部での事件がそれを受けて物語を発展させ、3部の事件で解決で物語を閉じる構成となっています。
事件描写は裁判記録を読んでいたかのように緻密で、生々しく表現されています。人によっては気分を害されるかも知れません。
ただ、ここまで描写するからこそ、渡瀬の生き方、成長だけでなく、事件、犯人の考えや人間性、冤罪を回避するための努力、裁判での結審に対する様々な角度からの主張が読者に刺さります。
私は、犯人は思考を持たない冷徹な人物が存在してもいいと思っていますが、中山七里先生は犯人であっても、それを裁く裁判官であっても、人としての狂気、心のゆらぎや怒りや悲しみがあるものとして扱い、それらを丁寧に描写しています。
様々な角度からの視点はあるでしょう。でも、人は人であって欲しいという願いが表現されていました。
賛成する人、否定する人もいるかも知れません。ただ、それら全てをひっくるめて小説として書ききったのかも知れません。

こんな考えもあるのか・・・
小説の醍醐味を楽しめました。
今日は、「中山七里先生の「テミスの剣」と「ネメシスの使者」を読みました」と題してのお話でした。
私は空いている時間にYouTubeをよく見ますが、見すぎたために目がYouTubeを拒否するようになりました(笑)。
Amazonで高評価だった中山七里先生の「テミスの剣」と「ネメシスの使者」の2冊の小説を読みました。伏線の張り巡らせ方、それらの回収ととても素晴らしいので、ネタバレ無し両小説を紹介しました。
どちらを読んでも驚きの声が自然と出ること間違いないです。

機会があればぜひ読んでくださいね