今日の午前中は環境調査でした。気持ちのいい青空が広がり、雨の心配はまったく無かったですね。

分かりにくいですが、写真には青ヶ島も写っています

さて、今日から年明けまで怒涛のヘゴの森ツアーラッシュです。先輩ガイドさんと交替で、2022年1月1日までお客様をご案内いたします。
ですので、ヘゴの森ツアーは、すでに予約でいっぱいになってしまいました。すでに何人かお断りもします。

ご希望にそえず、大変申し訳ございませんでした
今日は、「2021年12月24日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森エリアの様子
今日のお客様は、1. ヘゴの森の散策路全コースを選択しました。

けっこう山道は歩き慣れていますよ
大丈夫そうでしたので、今日のコースはこの一言で決定です。
ヘゴの森にはヘゴが1,000本自生しております。成熟したヘゴは気根で幹を覆われており、逆に、若いヘゴは棘だらけです。


ヘゴは、通常、頭が一つです。ところが、お客様がご覧になっているヘゴは、ヘゴの森で自生しているヘゴの中で唯一二股に別れています。

見晴らしの良い高台へ来ました。眼下にはヘゴの森が広がっています。

お客様は携帯で撮影されていました

ヘゴの森の散策路全コースで見られる植物
最近のお客様は、2. ヘゴの森コースを選択されることが多く、私もこちらを担当してきました。今日のお客様は、

全部見たいですね!
ということで、散策路一周です。
ヘゴの森の散策路には、普通に、アシタバが自生しています。


アシタバは、昨日、梁山泊で食べたんですよ
梁山泊さんでは、八丈島産のアシタバ、モッツァレラチーズ、うみかぜ椎茸を使った料理が食べられますね。お客様から人気の居酒屋さんです。
お客様がひっくり返してみているのは、ヒトツバです。これはシダ植物に分類されます。

こちらは、大きな団扇のような葉を持っていますね。これはビロウヤシの葉です。
写真では紹介しませんが、30 mの木の頭上から落ちてきたものです。見かけによらず、けっこう重いです。

若いヘゴは棘だらけです。素手では触れません。
ところが、この棘が毛に変わったヒカゲヘゴは、動物の毛のような触り心地です。新芽が見られましたので、お客様は撮影されていらっしゃいました。

最後は大きな葉っぱの植物。これもシダ植物です。

オオタニワタリといいます
このシダ植物は、葉を広げてスダジイからの葉を集め、分解産物を栄養としています。


ヘゴの森には、まだまだ、紹介しきれない植物がたくさんあります
予約でいっぱいですが、機会がありましたら、ぜひいらっしゃってくださいね