私は雪国育ちです。雪は大好きですが、それでも多すぎるのは困りものです。
今、冬型の気圧配置のため、北国は大雪となっていますね。被害が少ないことを祈っています。

八丈島は南の島なのに、思った以上に寒いですね
これ、八丈島にいらっしゃるお客様からよく聞きます。実際、今日はほとんど10˚C以下の気温でした。
ですので、八丈島では、フィールドでは、きちっとした服装でないと長時間外にはいられません。
今日のヘゴの森のガイドはダブルヘッダーでした。午前のツアーの様子を紹介します。
今日は、「2022年12月20日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
八丈島への弾丸ツアー
八丈島は観光地です。最近は、平日にお休みをとり、小グループの旅行が多いです。
今日のお客様は、1便で八丈島に来島、3便で離島の超弾丸ツアーです。

やりますね
お客様は笑顔でした。

ヘゴの森に行くのは決めていたのですが、他は時間に合わせて、八丈島を回ろうと思います
嬉しいことを言ってくれるお客様です。

ヘゴの森ツアーの様子

あれっ?
大きいタンポポ!

あっ、これはテイカカズラの種ですね
最近の強風で飛ばされたみたいですね
テイカカズラはヘゴの森ではたくさん見られます。

12月になり、山道の法面にはイズノシマダイモンジソウが見られるようになりました。花びらが「大」の字になっているのが分かるでしょうか?

最近、降水量は少なくなってきましたが、八丈島は雨の多い島です。ヘゴの森でもいろいろなコケを楽しむことができます。

先日まで、様々な色の実をつけていたアオノクマタケランですが、すべての実の色が赤く色づいてきました。

ヘゴの森ですので、ヘゴの生態について解説です。ヘゴの森では、2種類の形態のヘゴが見られます。
成熟したヘゴは硬い気根で覆われ、若いヘゴは硬い棘で覆われています。文字だけですと体感できませんので、実際にお客様に触っていただきました。


一見、ヘゴは、形態的特徴から、木に見えます。しかし、木ではなくシダ植物です。
ですので、横断面を観察しても年輪は見られません。お客様はこのユニークな形態に驚かれていました。

午前中は小雨がパラつきました。ヘゴの森内から見上げますと、灰色の雲でした。

でも、そこまでで天気が崩れることはありませんでした
曇り空のヘゴの森は、深緑色が際立ちます。暗い緑色でも様々なものがあることが分かります。

ヘゴの森を見下ろす高台まできました。

これはすごいですね

写真では伝わりにくいですが、今日のヘゴの森は肌寒かったです。気温は10˚C以下でした。
防寒をしっかりしていませんと長時間外にはいられませんね。お客様も準備をしてきました。

寒かったですけれども、とても楽しかったです

今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました