2020年12月6日、東京都八丈島のヘゴの森ツアーの様子

ヘゴの森ツアー

今は師走。南に浮かぶ孤島とはいえ、例年、ここ八丈島も肌寒い風が吹き荒れます。ところが、今日はぽかぽかです。


今日は、「2020年12月6日、東京都八丈島のヘゴの森ツアーの様子」と題してのお話です。


昨日(2020年12月5日)のヘゴの森ツアーは、ジャングルの探検に似ていると書きました。今日のお客様は、そのジャングル散策が目的でした。

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ヘゴの森ツアーの最初はヘゴの森の散策です

ヘゴの森の入り口から入りますと、しばらく散策路を歩きます。スダジイやタブノキなどの黄八丈の織物をつくる糸を染める材料から、八丈島では一般的に見られる様々な植物を眺めがながら進みます。

そうしますと、正面にたくさんのヘゴが密集するエリアにたどり着きます。

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今日は木漏れ日がとてもきれいでしたね


ヘゴの森の上からの展望

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この景色はこのブログではよく出てきますね。ヘゴの森を俯瞰できる高台からの眺めです。

今年は、枯れた葉が入れ替わりましたので、とてもきれいです。


ヘゴの森にはスギ林もあります

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戦後、日本列島はスギの植林政策がすすめられましたね。八丈島もそれに例にもれずでした。

お客様の後ろ側にはたくさんのスギが見られます。

年輪は寒い冬があってこそ、作られ、それが木材の強度に関与します。しかし、八丈島は南に浮かぶ島、本土に比べてとても暖かいです。

そのため、良い年輪ができず、切り出した木材はあまり良いものができなかったそうです。


入り口から高度数十メートル登れば、そこはジャングル

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スナップ的に撮りましたが、ここはすっかりジャングルです。お客様も、少し歩いて振り返ると、こんな感じですので、驚かれていました。


様々な植物を直接手に触っての散策

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ここヘゴの森では、参加者は散策しながら直接手に触れて解説をうけることがあります。ヘゴの森の上の方に登りますと、スギ林になります。

大きな木ですので、安定しているように見受けられますが、実は、フウトウカズラに幹を覆われると枯れてしまいます。

お客様の周辺は倒れたスギの残骸でいっぱいです。

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次はリュウビンタイです。お客様と比べてもこれだけの大きさの巨大シダです。

ヘゴと二分する人気のシダでもあります。

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かずら橋というのを聞いたことがあるでしょうか?

サルナシなどの硬いツルによってかけられた橋です

お客様が触っているのはテイカカズラ。これも硬いツルです。

これ一本でも、1人の人間の体重を支えられるほどの強度を持っています。

お客様が触っているのはヒカゲヘゴです。ヘゴは鋭いトゲに覆われていますが、ヒカゲヘゴは柔らかい毛で覆われています。

木の背丈も、人よりも大きいですね。お米がとれなかったとき、このヒカゲヘゴの新芽を食べたそうです。

これだけ大きいと、食べごたえがありそうですね


どこを見回してもヘゴ、どこを見回してもヒカゲヘゴ

八丈島は温暖多湿な海洋性気候です。植物の生育には最適な気候です。

植物はなんでもおばけ級の大きさになってしまいます。

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お客様の目の前に広がるのはヒカゲヘゴの森です。頭上は大きな葉で覆われています。

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一方、こちらはヘゴです。若いヘゴはトゲが鋭いので、直接触ることはできません。

様々な光がこの森に差し込み、ただ眺めているだけでも飽きない色合いと造形が見られます。


今日は肩慣らしです

明日は八丈富士に行ってきます

元気いっぱいのお客様でした。今日は、ヘゴの森ツアーのご参加ありがとうございました。

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