大雨のスコールが度々起きる八丈島です。八丈島のガイドさんたちがXでポストされているように、最近、唐滝へのルートが崩落してしまったそうです。

今は、山や林道は危ないですね
八丈島ではこれだけの地形の変化が起きていますので、ヘゴの森の散策路も心配でした。
今日は、「2023年11月15日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
お客様は八丈富士とヘゴの森のダブルヘッダーです
今日の午前中の八丈島の空はところどころ雲がありましたが、おおむねいい天気でした。

八丈富士もハッキリ見えていましたね
今日のお客様は、午前中、八丈富士登山とお鉢めぐりをしていたそうです。これだけの体力のある方々ですので、ヘゴの森は楽勝ですね。

当然、装備もバッチリの方々でした
ですので、今日はヘゴの森散策路全コースです

ヘゴの森コースの様子
今の時期の八丈島は雨が降ったり止んだりします。そうしますと、ヒノキゴケの立ち上がり具合はちょうど中くらいでした。


うわぁ〜
私たちはヘゴの森の入口に来ました。

新芽が中心にありますね
ですので、木に見えますが、ヘゴはシダ植物です

へぇ〜

午前中は晴れ間がところどころに見られましたが、午後は雲が広がってきました。ヘゴの森内は深緑色の世界になっていました。



ヘゴの森には成熟したヘゴと若いヘゴがあります。お客様は若いヘゴの棘の恐ろしさの写真を撮っていました(笑)。

また、私たちは、ヘゴの森では珍しい双頭のヘゴも観察しました。

ヘゴの森を見下ろす高台に来ました。みなさん、思い思いに撮影されていました。

ヘゴの森散策路全コースの様子
ヘゴの森内は何本かハチジョウグワが生息しています。こちらでは、八丈島の養蚕業、染色、黄八丈の年貢としての役割などを紹介しました。

八丈島は、焼畑農業を営んでいたため、一度切られた木が多いです。ところが、中には例外もあります。
みなさんがご覧になっているのはアカガシ。八丈島には、大きな木に魂が宿るというキダマサマの風習があります。
大きな木を切るときは、「キダマサマどうか隣の木にお移りください」と心のなかで必ず言います。

ヘゴの森には、スダジイ、タブノキ、イヌビワ、ホルトノキ、アオキなど生息しています。
そして、それ以外に大きな木(?)があります。みなさん、大きなビロウを見上げて驚かれていました。

本土に住みますと、私たちはシロアリと隔離されています。ところが、八丈島では森と住居の距離が近いので、身近な昆虫だったりします。
普段のシロアリはどこにいるかといいますと、このような場所にいます。シロアリは弱くなった木や倒木に入り、木を食べたり、菌を植菌したりして、木の分解を促進します。

ヘゴの森には、棘で覆われたヘゴと毛で覆われたヒカゲヘゴが生息しています。お客様は安全なヒカゲヘゴの毛のさわり心地を堪能していました。

雨でヘゴの森の散策路も心配していましたが、今のところ問題ありませんでした。

強行軍でしたけれども、八丈富士もヘゴの森ツアーも両方とも思い通りに進んでよかったです

次は温泉ですね

八丈島には色々な温泉がありますので、ぜひ楽しんでください

今日はありがとうございました

こちらこそ、今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました
