台風16号が去ったあと、好天が続いています。どこを撮りましても、パンフレットのような美しい景色が見られます。
といいたいところですが、山の方へ行きますと、台風16号の爪痕はたくさん残っており、通行止めの林道はたくさんあります。
それでも、八丈島はじょじょに普通の生活に戻っています。
緊急事態宣言も解除になり、私たちのところにもヘゴの森のツアーの問い合わせがたくさんきています。
今日は、「2021年10月11日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
久しぶりの男性のお客様
実は、ヘゴの森は、女性のお客様に人気の場所です。男女比は2:8くらいでしょうか。
ヘゴの森は、アウトドアに積極的な女性がいらっしゃる場所のようです。
そんな中、今日は久しぶりの男性のお客様です。バスで集合場所までいらっしゃいました。

ヘゴの森のツアーの様子
起き上がったコケがかろうじてありました
最近は、ヘゴの森に頻繁に入っています。歩きますと、足元が乾いているのが分かります。

木の樹皮も乾いていましたね
でも、かろうじてコケが起き上がっている場所がありました

ヘゴの森を見下ろす高台からの景色
ヘゴの森のツアーでは、必ず回る高台の場所があります。ここからはヘゴの森を上から眺めることができます。


ジェラシックパークのような世界ですね
こんなヘゴですが、近くで見ますと、手に穴が空くような棘だらけな樹皮で覆われています。

散策路周辺には、フウトウカズラ、ビロウ、テイカカズラなどの変わった植物がいっぱいです
散策路に入りますと、昔に植林されたスギ林を通ります。これらのスギはフウトウカズラで覆われており、樹木が次々と倒れていきます。

お客様も、フウトウカズラに興味を惹かれたようです

更に進みますと、足元に巨大なビロウヤシの葉柄が見つかります。上を見上げますと、樹高の高い個体を見ることができます。

更に進みます。硬いツル性の植物が目に留まります。

テイカカズラです
このテイカカズラ、人がのっても大丈夫な強度を持っています。

ヘゴの森にはシダ植物がたくさんあります
ヘゴの森には1,000本くらいのヘゴがあるといわれています。でも、シダ植物はヘゴだけではありません。
散策路には、ときどき、ヒカゲヘゴが現れます。このヒカゲヘゴ、棘が毛に変わった種です。

触っても怪我をすることはありません

ヘゴの森にはウラジロもあります。ウラジロは、お正月の飾りに使われるシダ植物です。
お客様は、葉を裏返して、白色の葉を撮影されていました。

スダジイの根本に巨大な葉がありました。これも、草ではなく、シダ植物です。

オオタニワタリといいます
このオオタニワタリ、スダジイに着いて生きています。
着生といわれています。寄生ではないので、スダジイの木が傷むことはありません。

ヘゴの森は、どこを見回してもジャングルです。ヘゴの森のツアーは、普通のツアーとは異なるようで、お客様も感激されていました。

八丈島に来たら、また、ヘゴの森に来ますね

今日は、ヘゴの森にいらっしゃって、ありがとうございました
