前日、ヘゴの森のガイドのチーフから

外国の方から電話がきたので、対応してもらえませんか?
と依頼が来ました。お客様と電話でお話しして、

バスで行くよ~
お願いしま~す
ということになりました。
今日は、「2020年9月13日、八丈島のヘゴの森と裏見ヶ滝でガイドをしてきました」と題してのお話です。
最近、英語を使っていないので、ものすごく下手になっていますね。でも、なんとか通じています(笑)。
英語は、国際語といわれながら、様々な母国語の発音の影響を受けます。英語でも、イギリス英語とアメリカ英語は違いますし、フランス語訛り、ドイツ語訛り、中国語訛り、そして日本語訛りもありますね。
実は、今回のお客様の訛りはアメリカにいたときに聞いたことがありました。インドの訛りが入っていました。
インドは英語圏なのですが、発音がイギリスやアメリカと少し違います。アメリカ時代の私の英語の先生は、

英語の発音は、様々な国の言語から来ているので、聞きづらくても集中して理解しようとする気持ちで聞くと理解できます
とおっしゃっていました。今回はその訓練にもなりました。
予想を外れると聞きづらかったのですが、それは私の英語もめちゃくちゃなのでお互い様です(笑)。
それでは、わきあいあいとヘゴの森のツアーのスタートです。
前日の晩から当日の朝にかけて雨が降りました。かなり強かったようで、枯葉が散財したり、枯れたヘゴの葉柄が落ちていたりと、その跡がいたるところで見られました。
そのかわり、ヘゴの葉は色鮮やかな黄緑でした。

見上げるとパターン化されたヘゴ独特の空間が広がります。

お客様は都心に住んでいるそうです。日本に来てから1年ちょっとだそうです。
山は歩き慣れていませんでした。会話や歩き方、行動をみて、

ヘゴの森散策コースは難しいかな?
と判断しました。せっかく八丈島に来られているので、テレビや雑誌で紹介されている場所を案内したあと、裏見ヶ滝へ行くのを提案しました。

裏見ヶ滝へ行ってみましょうか?

OKです
ということで、裏見ヶ滝へ行先変更です。
裏見ヶ滝はこちらにあります。
最初の階段がハードですが、それを登り終えれば、あとは楽勝です。ゆっくり進みました。
裏見ヶ滝は、文字通り裏から滝の外側を見ることができます。滝の裏からの景色はこんな感じになります。

私は、土砂降りの日に激流の裏見ヶ滝を見にくることが多いのですが、好天の裏見ヶ滝もいいですね。
お客様は、写真と動画を繰り返し撮影していました。

裏見ヶ滝から帰ってきました。慣れていない道を歩いてきましたが、お疲れ様でした。

今回は、言語であったり、文化や風習であったり、色々話しながら回りました。
私は、八丈島、富山、神戸、アメリカのカリフォルニア州に住んだりしてきました。住めばそこの土地の数だけ色々な価値観や考え方が生まれます。今後も、できるだけ、色々な人や文化を受け入れられるよう努めたいと思います。

次は海に行くよ~
といってお客様は元気に去って行きました。今日はありがとうございました。
