夏休み期間が終わりました。たった1日過ぎただけでしたが、ぐっすり眠れ、疲れがとれました。

7-8月がどれだけ自身にプレッシャーがかかっていたか、よく分かりました
無事故で本当に良かったです
今日の八丈島は、私のほっとした気持ちと同じ様に青空でした。

八丈島では、青空は貴重です
今日は、「2022年9月1日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
準備万端のお客様
八丈島の山では、夏休み期間中、装備のレベルがガクンと下がります。
そのような方々が、山に向かって登るのを見て、

大丈夫なのかなぁ・・・?
と、いつも心配になります。ちょっとしたことですが、準備をすればするほど、いい道具を使えば使うほど、事故に出会う確率が下がります。
さて、今日のお客様は、車のドアを開けたときから、すぐに

合格!
と思える方々でした。予定では、ヘゴの森コースでしたが、

昨日は、八丈富士に登ってきたんですよ
と、装備と体力から、こちらからヘゴの森散策路全コースを提案し、コースを変更させていただきました。
ヘゴの森コースの様子

八丈島の色々な自然を学びに来ました
今日のお客様は、私と似たようなお仕事をされているそうです。ヘゴの森では、野外で実物を見せて、解説します。

いつもどおり、散策路を歩きながら順に説明をしました
お客様は、雨上がりのコケの様子、ヘゴの葉柄が外れた亀甲模様が、最初に目に付きました。


ヘゴの気根は、ヘゴの茎が傾きますと、その重力に従って分布に偏りが出来ます。写真ではわかりにくいですが、気根は右側に寄っています。

先ほどは、成熟したヘゴですが、若い棘の鋭いヘゴも実際に触って、体感してもらいました。


うわぁ〜!

すご〜い!
ヘゴの森を見下ろす高台は、青空も相まって、とても美しい眺めでした。


ヘゴの森散策路全コースの様子
ツアーは、さらに山に向かって進みます。
歩いてきた道を振り返りました。もう、どこを歩いてきたか分かりません(笑)。

ヘゴの森散策路全コースでは、自然の様々な世界を生で見ることが出来ます。スギがフウトウカズラによって包まれ、枯れて倒木した姿を目の当たりにしたり、ツル性の植物にも関わらず、硬いテイカカズラを直接触ったりしました。


ヘゴの森には、大きなリュウビンタイ、大きな草のようなオオタニワタリも生息しています。お客様は直接手にとって、両種の胞子嚢群を観察されていました。


先ほどは、成熟したヘゴ、若いヘゴを直接触りました。ヘゴの森にはもう1種類の木生シダが生息しています。

ヒカゲヘゴです
ヒカゲヘゴは、ヘゴの棘の部分が毛に変わった種です。お客様は、ヘゴとヒカゲヘゴの共通点、異なる点を観察されていました。

ヒカゲヘゴの毛の部分は、本当に動物の毛みたいですね


ヘゴの森散策路全コースを一周してきて、とても面白かったです

次は、みはらしの湯です

待って下さい
八丈島では、14:00を過ぎますと、お昼ごはんが食べられませんよ

先に食事にしてくださいね

ありがとうございます

今日は、ヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました
