例年ですと、八丈島は夏真っ盛りです。青空と碧い海が見られます。
本当の八丈島は雨が多いので、パンフレットの写真を撮影するのはちょうど今ごろになります。
ちょっと前は、青空の八丈島。私も夏が来たと思いました。
ところが、空は曇り。今日の予報は雨でした。

梅雨に戻ったような天気ですね
ただ、ヘゴの森では、このような天気の方が色の深みが増すのです。
今日は、「2022年7月15日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
雨ギリギリの天気のヘゴの森
八丈島の天気は読みにくいです。天気予報も雨雲レーダーも外れることがあります。

雨、大丈夫かなぁ・・・
と思っていましたら、午前中のお客様は雨に当たりませんでした。
午後は私が担当です。空を見上げましたら、

あっ、ダメだ・・・
どう考えても、雨が降りそうな雲でした。

ヘゴの森コースの様子

雨?
大丈夫ですよ
お客様から頼もしい言葉をもらいました。お客様は、ヘゴの森に来るまでに、八丈島の山と海を制覇してきていました。

登龍峠、ポットホール、硫黄沼、唐滝、その他色々行ってきました
唯一、心残りだったのは、八丈富士へ行けなかったことですね
お客様はなかなかレベルの高い人でした。
ヘゴの森に入りますと、霧に包まれていました。写真ではわかりにくいですが、奥の方は真っ白でした。

私は、ヘゴの幹とこれまで言ってきました。実は、幹ではなく、茎でした。

ちょっと驚きでした
そして、ヘゴの茎は、葉柄が折れた跡が見られましたね。この不思議な形は、お客様を魅了しました。

小雨が降ってきました。予報では1時間あたり5 mmでしたが、本当にパラパラでした。

これはすごい
ヘゴの森を上から見下ろしますと、様々な緑の葉身を持つ一帯のヘゴの森が見られました。


ヘゴの森散策路全コースの様子
霧が留まる標高は、気温によって変わります。今日の霧は、ヘゴの森よりも上が境目でした。
フウトウカズラによるスギの墓場に来ました。今日は、きりに包まれているだけでなく、暗い森で、おばけが出そうな雰囲気でした。

散策路では、ウラジロや倒木の朽ちていく様子も紹介しました。

同じ場所なのに、本当に色々なシダが生息しているんですね

そうですね
ヘゴの森は降水量、気温、湿度とシダ植物の生息に適した場所かもしれませんね


若いヘゴの茎は棘で覆われ、ヒカゲヘゴの茎は毛に覆われています。お客様も直接触っていました。
お客様は、動物の毛を連想されていました。

八丈島には動物は見られますか?

人が連れてきたイタチが一番大きい動物でしょうか
クマ、タヌキ、イノシシなどは、八丈島には生息していません

やはり、離島ですね

ヘゴの森のエリアを登り切りますと、ヘゴの森にはもう一つ、ヒカゲヘゴの森があります。お客様も撮影をされていらっしゃいました。

今日は小雨でよかったです。先日、作業道の法面が崩れていたのを見つけましたので、土砂の位置も変わっていませんでした。

安全に回れてよかったですね

ヘゴの森、楽しかったですよ

今日は、ヘゴの森にいらしていただいて、ありがとうございました
仕事のため、ブログの更新を一時、お休みにします。