八丈島の6月下旬といいますと、本来は雨か霧です。

今週の前半までは、そのような天気でしたね
ところが、後半は晴れ間が見られました。今の季節ではとてもレアな天気です。
今日は、「2022年6月25日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子

今朝、船で八丈島へ来ました
この時期は視界不良でANAが欠航することがあります。お客様は、その対策に、東海汽船を選択しました。


ヘゴの森、楽しみにしていたんですよ
都心からいらっしゃいましたお客様は、ヘゴの森はとてもレアな世界です。入り口から、写真の撮りまくりです。

ヘゴの森の入り口に来ました。

本当にジャングルみたいなんですね

ヘゴの森には、ハチジョウカグマ、カツモウイノデ、リョウメンシダ、ジュウモンジシダなど様々なシダ植物が見られます。お客様が撮影していますのは、ヌカボシクリハランです。

木生シダは珍しく、お客様は、ヘゴの放射状に伸びる葉身を撮影していました。


ヘゴの森を見下ろす高台へ来ました。今日のヘゴの森はこんな感じでした。

ヘゴの森散策路全コースに向かいましたが・・・
滑り出しは順調です。

この森の中を進んで、一周してこの場所へ帰ってきます
お客様への説明後、前に進みますと、ふわっと急に温泉卵のような臭いに包まれました。

そういえば、八丈島地熱発電利用事業の説明会で、噴気試験のときに硫化水素がそのまま排出されると説明があったっけ・・・

https://www.town.hachijo.tokyo.jp/publication/pr/hachijo2206.pdf
私はヘゴの森で6年間ガイドをしていますが、この場所で硫化水素の臭いを知覚したのは、今日が初めてでした。
硫化水素は、呼吸毒の有毒ガスで、重いので谷に貯まるといわれています。でも、低いヘゴの森のエリアよりも上の谷に硫化水素が貯まっていました。

どういうことなのかよく分かりませんでした
また、お客様は呼吸器系が悪いのか、咳をしていました。
人によっては硫化水素に対する感受性は異なることは知っていました。
何かあっても困ります。今日はこれ以上前へ進むのは止めにしました。
代わりにポットホールと登龍峠展望台へ行きました
ヘゴの森コースを紹介したあと、イレギュラーですが、ポットホールと登龍峠展望台へ行くことにしました。
ポットホールへ通ずる登龍道路とこん沢林道は、事故が多発しているのと危険性が高いので、レンタカーでは行かないようにお願いするレンタカー屋さんが多いです。
ですので、ポットホールと登龍峠展望台は、お客様にとってもレアな場所と言えます。
こん沢林道の法面には、ハチジョウショウマの花がたくさん見られました。

iPhone 12
ポットホールは八丈島に700個ほど見つかっており、ギネスブックに出そうかというレベルです。そして、春夏秋冬様々な顔を見せており、自然が大好きな人ならば誰もが美しいと思える場所です。

うぁ〜
すごいですね

ヘゴの森の散策路全コースは行けませんでしたが、これはこれでいいですね
コースは急遽変更しましたが、お客様は楽しまれているようでした。


続いて、登龍峠展望台へ行きました。いつもですと、八丈富士と八丈小島が見られる絶景スポットなのですが、今日は少し変わっていました。
雲が八丈富士の形をなぞっていました。


今日は、ヘゴの森散策路全コースを楽しみにしていましたが、イレギュラーでしたが、こんなにレアな場所を回れました

今度は、ヘゴの森散策路の回れなかった場所を見に来ますね

喜んでいただいてなによりです

今日は、ヘゴの森へいらしていただいて、ありがとうございました
明日のブログの更新は、お休みします。