今朝起きましたら山は真っ白でした。八丈島も梅雨入りのようです。

八丈島らしい天気になってきました
これからは湿度100%の日が増えます。島では除湿機を動かさないと部屋の中はカビだらけになってしまう季節になりました。
今朝のANAの1便は着陸しました。しかし、お昼以降は八丈島空港の滑走路も霧に包まれていましたので、2便と3便は欠航しました。

今日のヘゴの森はどうだったでしょうか?
今日は、「2023年5月29日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
ヘゴの森も霧に包まれていました。
ツアーは1時間半ですが、レインウェアがないとずぶ濡れになります。お客様も私もフル装備でツアーにのぞみました。
湿度が高いため、ヘゴの気根は湿り気をおび、ヒノキゴケもふわっと立ち上がっていました。


湿り気をおびても、若いヘゴは鋭い棘に覆われていますので、触ると危険です。お客様にも注意を促しました。

iPhone 12では撮影しきれませんが、今日のヘゴの森は霧で白くなっていました。風が吹きますと、霧の濃淡の変化が見られ、お客様も感激されていました。



ヘゴの森散策路全コースの様子
今日はお客様のご希望でヘゴの森散策路全コースをご案内しました。山道にさらに入りますと、足元にはウチワタケが見られました。

散策路を歩きますと、似た葉が見られました。どちらが何の葉か分かりますか?

上がテイカカズラの葉、下がヤブコウジの葉です
難しいですね(笑)

フウトウカズラによるスギの墓場を通りました。

自然の摂理とはいえ、悲しいですね

まあ、どちらも一生懸命生きた結果ですからね

霧で湿り気のある世界を私たちは歩きました。このような環境では、シダ植物は生き生きとします。
私たちは、オオタニワタリ、リュウビンタイ、ハチジョウベニシダ、シシランを観察しました。




いつもの樹高の高いビロウヤシは、上部は霧で霞んでいました。

ヘゴを触るとき、怪我防止のため、気根に茎が覆われている成熟した個体と鋭い棘で茎を覆われている若い個体を区別しなければなりません。
ところが、同じ木生シダの仲間でもヒカゲヘゴは、棘の代わりに動物の毛のようなもので覆われています。

本当に動物の毛ですね
お客様も実際に触れていました。

iPhone 12の限界のため、今日のヘゴの森ツアーの霧の様子は伝わりにくいですね。終始しっとりと、そして、遠くを眺めますと白い世界で覆われていました。

今回の八丈島の旅では、ヘゴの森が一番変わった場所になりそうですね

そうですね、普通は、こんな山道は歩きませんからね

笑

今日はありがとうございました

こちらこそ、今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました