2022年4月20日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子

ヘゴの森ツアー

一時期、ぽかぽかの陽気となっていましたが、また、寒くなってきましたね。

八丈島は南の島なのに、思ったほど暖かくないんですけれど・・・

お客様からは、よくそんな感想をいただきますね。そう、八丈島に限らずですが、フィールドは意外と寒くなることがあります。

肌寒い環境で長時間外にいるのは体にもよくありません。

ちなみに、私の車の中にはレインウェア以外にもフリースやインシュレーション(マウンテンパーカーとシャツの間に着るもこもこの服。)も積んでいます。

曇り空ですが、今日は久しぶりの男性のお客様です。


今日は、「2022年4月20日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。


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ヘゴの森のエリアの様子

ヘゴの森のエリアは、ヘゴの森コースの場所です。ネットで検索されて出てくる写真の場所はここが多いです。

今朝は雨が降りましたので、コケもふわふわになっていました。

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ヘゴの森のエリアの主役のヘゴは、成熟した個体と若い個体の2種類の形態があります。成熟したヘゴは気根とよばれる硬い毛に覆われており、一方、若いヘゴは指に穴が空くくらいの棘で覆われています。

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ヘゴの森のエリア中心です。少し暗い感じですね。

専業は別の仕事ですが、植物が好きですので、このくらいの色合いがいいんですよ

なかなか通なお客様です。

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ヘゴの森の散策路の様子

ヘゴの森の散策路では、植物の様子を観察します。いきなり出てくるのは倒木です。

ヘゴの森では、新しく生まれた個体もあれば、寿命がきた個体もあります。今後、朽ちていく様子が観察できそうですね。

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そして、その原因の一つであるフウトウカズラです。フウトウカズラがスギの木に絡まりますと、多くの個体は死に、強風で折れます。

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おっ!

アシタバですね

今日のお客様は、何でも知っています。ガイド泣かせですね(笑)。

晩ごはんでアシタバを食べるのを楽しみにしています

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お客様がご覧になっているのはヒトツバ。写真では写っていませんが、葉の裏面にはびっしりと胞子がついています。

ヒトツバもシダ植物です

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ヘゴの森にはたくさんの太いツルがあります。

テイカカズラといいます

本当のかずら橋はシラクチカズラで出来ていますが、このテイカカズラもとても強度があります。もちろん、人がぶら下がっても大丈夫です。

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ヘゴの森には2種類のヘゴがあります。一つはヘゴ、もう一つはヒカゲヘゴです。

ヒカゲヘゴの新芽は食べられるんですよ

えっ!

そうなんですか、食べごたえがありますね(笑)

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ヘゴの森の散策路では変わった植物も見られます。お客様が手に取られていますのは、カクレミノです。

カクレミノの木には、2種類の形の葉が見られます。

ゲノムは同じなので、葉の形態の違いはエピジェネティクスの遺伝子発現の違いで生まれているのではないかと想像しています

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樹木を覆っている小さな葉の集まりがあります。

これはマメヅタです

マメヅタは、栄養葉と胞子葉に分かれているシダ植物に分類されます

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そして、オオタニワタリ。草のように見えますが、お客様が葉をひっくり返しているように、これもシダ植物です。

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お客様は倒木を見つけました。八丈島は、温暖で多湿の海洋性湿潤気候です。シロアリなどの昆虫に食べられたあと、菌によって分解されます。

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僕は植物散策が大好きですので、ヘゴの森に来るのを楽しみにしていたんですよ

とてもよかったです

今日は、ヘゴの森へいらっしゃていただきありがとうございました

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